ノート:

Oracle Cloud Infrastructure Object StorageのS3cmdの構成

イントロダクション

S3cmdは、Amazon S3のストレージ・スペースおよびAmazonのCloudFrontコンテンツ配信ネットワークを管理するためのツールですが、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)が提供するようなS3互換ストレージ・オプションにも使用できます。

Oracle Cloud InfrastructureおよびAmazon S3が提供するObject Storage Serviceは、同様の概念と用語を使用しています。両方の場合、データはオブジェクトとしてバケットに格納されます。相違は、オブジェクトを操作するための機能およびツールの実装にあります。

目標

OCIオブジェクト・ストレージのS3cmdを構成します。

前提条件

タスク1: 顧客秘密キーの生成

タスク2: S3cmdのインストールおよび構成

  1. 次のコマンドを使用して、S3cmdをlinux VMにインストールします:

    sudo yum install python3-pip
    
    sudo pip3 install s3cmd
    
  2. 次のコマンドを使用してS3cmdを構成します。

    s3cmd –-configure
    
  3. タスク1でコピーしたアクセス・キーと秘密キーを追加します。

    ノート: アプリケーションでリージョン識別子を正しいOracle Cloud Infrastructure識別子に設定できない場合、リージョンをus-east-1に設定するか、または空白のままにする必要があります。Using this configuration, you can only use the Amazon S3 Compatibility API in your Oracle Cloud Infrastructure home region.リージョンを手動で設定できる場合は、任意のOracle Cloud Infrastructureリージョンに対してアプリケーションを使用できます。

  4. 次に示すように、エンドポイントURLに詳細を追加します。

    {bucket_namespace}.compat.objectstorage.{region}.oraclecloud.com
    

タスク3: Amazon S3 Compatibility APIで指定されたコンパートメントの構成

  1. テナンシ詳細ページで、「オブジェクト・ストレージ設定の編集」をクリックします。

  2. 「オブジェクト・ストレージ設定の編集」ダイアログで:

    a.Amazon S3 Compatibility APIの指定されたコンパートメントに必要なコンパートメントを選択します。

    b.コンパートメントがない場合は、個別に作成して、Amazon S3 Compatibility APIの指定されたコンパートメントと同じコンパートメントを追加できます。

  3. 「保存」をクリックします。

新しい「Object Storage Settings」が表示されます。

ノート: 顧客秘密キーがS3cmdの構成に使用されたユーザーには、Oracle Cloud Infrastructure Identity and Access Management (OCI IAM)のバケットおよびオブジェクト管理権限が必要です。

タスク4: S3cmdのテスト

謝辞

作成者 - Maninder Singh Flora (OCI Cloud Architect)

その他の学習リソース

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