ノート:

Oracle Big Data Serviceクラスタからのリージョン間Oracle Cloud Infrastructureバケットへのアクセス

イントロダクション

このチュートリアルでは、Oracle Big Data ServiceクラスタからクロスリージョンOracle Cloud Infrastructure (OCI)バケットにアクセスするプロセスを順を追って説明します。OCIでのクロスリージョン・バケット・アクセスにより、Oracle Big Data Serviceクラスタは様々なリージョンにあるバケットとシームレスにやり取りできます。この機能は、マルチリージョン・アーキテクチャを持つ組織にとって不可欠であり、効率的なデータ共有、バックアップおよび管理を可能にします。

目的

前提条件

タスク1: Oracle Big Data Serviceでのリージョン間バケット・アクセスの有効化

  1. Apache Ambariコンソールに移動し、「サービス」「HDFS」「CONFIGS」に移動して「ADVANCED」をクリックします。

  2. 「カスタム・コアサイト」セクションで、HDFSカスタム・コアサイト構成に次のプロパティを追加します。

    fs.oci.client.multiregion.enabled=true
    

    Ambari構成

  3. 構成を保存し、Apache Ambariで必要なサービスを再起動します。

    Ambari再起動

タスク2: クロスリージョン・バケット・アクセスのテスト

  1. Oracle Big Data Serviceクラスタの任意のノードにSSH接続します。

  2. 次のHDFSコマンドを使用して、リージョン間バケットへのアクセスをテストします。

    hdfs dfs -ls oci://<bucket name>@<namespace>.<region-code>/
    

    <bucket name><namespace>および<region-code>を、それぞれバケット名、ネームスペースおよびターゲット・リージョンのコードに置き換えます。たとえば、us-phoenix-1です。

トラブルシューティングとヒント

次のステップ

Apache Hadoop分散コピー(DistCp)などのツールを使用してリージョン間の同期を自動化し、バックアップやディザスタ・リカバリの目的でリージョン間のデータ同期を自動化することを検討してください。

謝辞

その他の学習リソース

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製品ドキュメントについては、Oracle Help Centerを参照してください。