ノート:

Oracle Big Data ServiceでのHBaseスナップショットのバックアップおよびリストアの作成

イントロダクション

HBaseスナップショットを使用すると、クラスタ間で表を効率的にバックアップおよびリストアできます。このチュートリアルでは、ソース・クラスタにスナップショットを作成し、それをOracle Cloud Infrastructure (OCI)バケットにエクスポートして、ターゲット・クラスタにリストアする方法を示します。

目的

前提条件

タスク1: 表の作成およびソース・クラスタへのデータの移入

  1. 次のコマンドを使用して、表を作成し、データを追加します。

    hbase> create 'table1', 'cf1'
    hbase> put 'table1', '1', 'cf1:age', '30'
    hbase> put 'table1', '2', 'cf1:name', 'John'
    
  2. 次のコマンドを使用して、データが正しく移入されていることを確認します。

    hbase> scan 'table1'
    

タスク2: 表のスナップショットの作成

  1. 次のコマンドを使用して、表のスナップショットを作成します。

    hbase> snapshot 'table1', 'table1-snapshot'
    
  2. 次のコマンドを使用して、確認するスナップショットを一覧表示します。

    hbase> list_snapshots
    

タスク3: OCIバケットへのスナップショットのエクスポート

  1. 次のコマンドを使用して、スナップショットをOCIバケットにエクスポートします。

    hbase org.apache.hadoop.hbase.snapshot.ExportSnapshot -snapshot table1-snapshot -copy-to oci://<bucket>@<namespace>/<path> -mappers 16
    
  2. 次のコマンドを使用して、スナップショット・ファイルがコピーされていることを確認します。

    hadoop fs -ls oci://<bucket>@<namespace>/<path>/
    

タスク4: ターゲット・クラスタへのスナップショットのインポート

  1. 次のコマンドを使用して、OCIバケットからターゲット・クラスタにスナップショットをコピーします。

    hbase org.apache.hadoop.hbase.snapshot.ExportSnapshot -snapshot table1-snapshot -copy-from oci://<bucket>@<namespace>/<path> -copy-to /apps/hbase/data -mappers 16
    
  2. 次のコマンドを使用して、ターゲットクラスタでスナップショットが使用可能であることを確認します。

    hbase> list_snapshots
    

タスク5: ターゲット・クラスタでのスナップショットのリストア

  1. 次のコマンドを使用して、スナップショットから表をリストアします。

    hbase> restore_snapshot 'table1-snapshot'
    
  2. 次のコマンドを使用して、リストアされた表をスキャンしてデータを検証します。

    hbase> scan 'table1'
    

トラブルシューティングとヒント

次のステップ

Oozieまたはcronジョブを使用して、OCIバケットへの定期的なスナップショット・エクスポートを自動的にスケジュールすることを検討してください。

謝辞

その他の学習リソース

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