ノート:

同じDBCSサーバー上の補助インスタンスを使用して、削除されたマルチテナントPDBをリストアします。

イントロダクション

マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)では、データ・ディクショナリ表およびビュー定義のメタデータはルートにのみ格納されます。ただし、各プラガブル・データベース(PDB)には、PDBに含まれるデータベース・オブジェクト用の独自のデータ・ディクショナリ表とビューのセットがあります。

そのため、プラガブル・データベース(PDB)はデータベースとしてリストアできません。補助インスタンスを使用してデータベース・オブジェクトとしてリストアする必要があります。プラガブル・データベース(PDB)/データファイルが誤って削除されて破損した場合、PDBのリポジトリ/メタデータは引き続き存在し、リストアおよびリカバリが可能です。

DROP PLUGGABLE DATABASE <PDBNAME>コマンドを使用してPDBが誤って/意図的に削除された場合、PDBが削除され、メタデータがリポジトリから削除されます。したがって、PDBのリストア(削除された時間の前のPDB PITRを含む)は、RMAN-06813: could not translate pluggable database PDBxxなどのエラーで失敗します。

アーキテクチャ

ソースおよび補助PDB

目的

データファイルを含む削除されたPDBをリストアおよびリカバリします。同じCDBにリストアできないため、補助インスタンスを作成し、同じインスタンス上およびソース内の補助CDBにPDBをリストアします。

前提条件

タスク1: 新しいプラガブル・データベースの作成

タスク2: コンテナ・データベース(CDB)のバックアップ

タスク3: タスク1で作成したプラガブル・データベースの削除

タスク4: 同じソース・データベース内の削除されたプラガブル・データベースのリストア

タスク5: 一時補助インスタンスの作成

タスク6: 非マウント状態の補助インスタンスの起動

タスク7: IdPインスタンスのバックアップからの制御ファイルのリストアおよびデータベースのマウント

タスク8: 補助インスタンスの削除されたPDBデータベースのリストアおよびリカバリ

タスク9: ソース・データベースでのオンラインREDOログ・ファイルの追加および削除

タスク10: 補助インスタンスのリセットログでデータベースをオープン

タスク11: 補助インスタンスでのプラガブル・データベースの変更

タスク13: ソースでのプラガブル・データベースPDB03のクローニング

謝辞

その他の学習リソース

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