ノート:

このチュートリアルでは、Oracle Cloudへのアクセスが必要です。無料アカウントにサインアップするには、Oracle Cloud Infrastructure Free Tierの開始を参照してください。
Oracle Cloud Infrastructureの資格証明、テナンシおよびコンパートメントに例の値を使用します。演習を終える際は、これらの値をクラウド環境に固有の値に置き換えてください。

Oracle Cloud Infrastructure Email Delivery Service HTTPインタフェースを使用した電子メールの送信

イントロダクション

Oracle Cloud Infrastructure (OCI) Email Deliveryは、大量の一括電子メールとトランザクション電子メールの両方を送信するための迅速で信頼性の高い管理ソリューションを提供する電子メール送信サービスです。以前は、OCI Email Deliveryには、Simple Mail Transfer Protocol (SMTP)インタフェースのみが含まれていました。しかし、最近では、電子メール送信用の新しいHTTPS REST APIを発表し、パフォーマンスを向上させ、構成の複雑さを排除し、受信ボックス到達の成功率を高めました。

目標

OCI Email Delivery Service HTTPインタフェースを使用して電子メールを送信します。

前提条件

OCI Email Deliveryを使用して電子メールを送信するための十分な権限を持つユーザー。詳細は、ここのポリシーを参照してください。
OCI Email Deliveryドメイン。OCI Email Deliveryドメインの設定の詳細は、OCI Email Deliveryで電子メールを送信するステップバイステップの手順を参照してください。

タスク1: 認証方法の理解

HTTPS電子メール送信では、標準のOCI SDK認証方法がサポートされています。このチュートリアルでは、APIキーベースの認証とインスタンス・プリンシパル認証をデモンストレーションします。詳細は、OCI SDKの認証方法を参照してください。

APIキーベース認証

この認証では、構成ファイルを作成してローカル・マシンに格納します。そのため、これはセキュアなネットワークからのみ使用し、秘密キーをローカルに保存することに問題がない場合に使用します。ファイルには次の詳細が含まれます。
- ユーザーOracle Cloud Identifier (OCID)
- テナンシOCID
- 領域
- 秘密キー・パス
- 指紋
前述のパラメータの作成および収集方法の詳細は、必須キーおよびOCIDsを参照してください。
Instance Principal認証

インスタンス・プリンシパル認証では、動的グループを介してOCIサービスでAPIコールを実行するインスタンスを認可します。動的グループ、一致ルールおよび適切なポリシーを作成します。詳細は、動的グループの管理を参照してください。

インスタンスが電子メールを送信できるようにするには、次のポリシーを使用します。
```
Allow dynamic-group <dynamic-group-name> to use email-family in compartment <compartment-name>
```
これらの権限をさらにカスタマイズする方法の詳細は、電子メール配信サービスの詳細を参照してください。

タスク2: Eメールの送信

Pythonソフトウェア開発キット(SDK)を使用しますが、任意のSDKまたはOracle Cloud Infrastructureコマンドライン・インタフェース(OCI CLI)を代替できます。インストール方法の詳細は、ソフトウェア開発キットとコマンドライン・インタフェースを参照してください。

ノート:使用可能なパラメータの完全なリストは、電子メール配信APIを参照してください。

APIキーベース認証

	import oci

	#Create a default config
	config = oci.config.from_file()

	#Initialize service client with config file
	email_client = oci.email_data_plane.EmailDPClient(config)

	#Create the email details
	email_details = oci.email_data_plane.models.SubmitEmailDetails(
			sender = oci.email_data_plane.models.Sender(
					sender_address = oci.email_data_plane.models.EmailAddress(
							email = '<approved sender email>',
							name = '<sender name>'),
					compartment_id = '<compartment ocid>'),
			recipients = oci.email_data_plane.models.Recipients(
					to = [
							oci.email_data_plane.models.EmailAddress(
									email = '<to email address>',
									name = '<to name>'
							)],
					cc = [
							oci.email_data_plane.models.EmailAddress(
									email = '<cc email address>',
									name '<cc name>'
							)],
					bcc = [
							oci.email_data_plane.models.EmailAddress(
									email = '<bcc email address>',
									name '<bcc name>'
									)]),
			subject = '<email subject>',
			body_text = '<email body>',
	)

	#Submit the email
	email_client.submit_email(email_details)

Python SDKクライアント構成の例は、configuration_example.pyからダウンロードします。

Instance Principal認証

	import oci

	compartment_id = '<compartment ocid>'

	# By default this will hit the auth service in the region returned by http://169.254.169.254/opc/v2/instance/region on the instance.
	signer = oci.auth.signers.InstancePrincipalsSecurityTokenSigner()

	# In the base case, configuration does not need to be provided as the region and tenancy are obtained from the InstancePrincipalsSecurityTokenSigner
	identity_client = oci.identity.IdentityClient(config={}, signer=signer)

	#Create the email details
	email_details = oci.email_data_plane.models.SubmitEmailDetails(
			sender = oci.email_data_plane.models.Sender(
					sender_address = oci.email_data_plane.models.EmailAddress(
							email = '<approved sender email>',
							name = '<sender name>'),
					compartment_id = '<compartment ocid>'),
			recipients = oci.email_data_plane.models.Recipients(
					to = [
							oci.email_data_plane.models.EmailAddress(
									email = '<to email address>',
									name = '<to name>'
							)],
					cc = [
							oci.email_data_plane.models.EmailAddress(
									email = '<cc email address>',
									name '<cc name>'
							)],
					bcc = [
							oci.email_data_plane.models.EmailAddress(
									email = '<bcc email address>',
									name '<bcc name>'
									)]),
			subject = '<email subject>',
			body_text = '<email body>',
	)

	#Submit the email
	email_client.submit_email(email_details)

Python SDKインスタンス・プリンシパルの例をinstance_principals_examples.pyからダウンロードします。

タスク3: ボリュームでのテスト

送信者の評判と送信者の評判の両方を維持するには、ボリュームでのテストで次のベスト・プラクティスを使用します。

example@discard.oracle.comなど、discard.oracle.comドメインで受信アドレスを使用します。OCI Email Deliveryは、メールを受け入れますが、受信ボックスに配信しません。
大量の電子メールが有効な電子メール・アドレスに送信された場合、受信者はその電子メールを拒否するため、多数のハード・バウンスが発生します。この結果は、IPの評価に悪影響を及ぼします。バウンス処理をテストする場合、存在しないドメインに少数の電子メールを送信します。

承認

著者 - Cody Brinkman (クラウド・アーキテクト)

その他の学習リソース

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製品ドキュメントは、Oracle Help Centerを参照してください。

タイトルおよび著作権情報

Send Emails using the Oracle Cloud Infrastructure Email Delivery Service HTTP Interface

F96703-02

May 2024

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