サンプル・モバイル・アプリケーションAPIリファレンス

サンプル・モバイル・アプリケーションでは、SwiftのLogin View Controller, User Dashboard View Controller,およびNetwork Managerクラスを使用します。

ログイン・ビュー・コントローラ

サンプル・アプリケーションとOracle Identity Cloud Service SDK for iOSアプリケーションの間のすべての相互作用は、LoginViewController.swiftクラスを介して行われます。

• setupMSS()メソッドは、SDKで使用される初期化パラメータのディクショナリを作成し、それらのパラメータを使用してOMMobileSecurityServiceオブジェクトを初期化します。サンプル・アプリケーションでは、様々なブラウザ・モードを使用してOracle Identity Cloud Serviceと対話できます。setupMSS()メソッドでは、使用するブラウザ・モードを指定する必要があります。

• LoginViewController.swiftクラスは、OMMobileSecurityServiceDelegateプロトコルを使用してOracle Identity Cloud Serviceインスタンスと対話します。この内部クラスには、SDKが実行する各アクションのコールバック・メソッドが含まれます。

• completedSetupWithConfiguration()メソッドは、OMMobileSecurityService.setup()メソッドの結果としてトリガーされる設定完了イベントでコールされます。

• didReceiveAuthenticationChallenge()メソッドは、OMMobileSecurityService.authenticate()メソッドの結果としてトリガーされる認証イベントのチャレンジに対してコールされます。

• didFinishAuthentication()メソッドは、資格証明の検証およびリダイレクトの結果としてトリガーされる認証完了イベントでコールされます。

• didReceiveLogoutAuthenticationChallenge()メソッドは、OMMobileSecurityService.logout()メソッドの結果としてトリガーされる認証イベントのチャレンジに対してコールされます。

• didFinishLogout()メソッドは、ログアウト検証およびリダイレクトの結果としてトリガーされるログアウト完了イベントでコールされます。

• LoginViewController.swiftは、didReceiveLogoutAuthenticationChallengeメソッドを実装します。このメソッドは、前に定義したブラウザ・タイプを使用して、Oracle Identity Cloud ServiceログアウトURLをコールします。

ユーザー・ダッシュボード・ビュー・コントローラ

サインインが成功すると、サンプル・アプリケーションでは、UserDashboardViewController.swiftクラスで表されるユーザー画面が表示されます。

Network Manager

Oracle Identity Cloud Serviceへのすべてのネットワーク・コールは、完了ハンドラを使用してNetworkManager.swiftシングルトン・ネットワーク・クラスおよびコールバックを使用して行われます。

NetworkManager.swiftクラスは、Oracle Identity Cloud Serviceから次の情報をリクエストする関数を実装します。

• ユーザーに割り当てられたアプリケーションのリスト: admin/v1/MyAppsエンドポイントへのHTTPコール

• ユーザーに割り当てられたグループのリスト: admin/v1/MyGroupsエンドポイントへのHTTPコール

• ログイン・ユーザーの情報: admin/v1/MeエンドポイントへのHTTPコール