動的ルーティング・ゲートウェイの作成

オンプレミス・ネットワークを仮想クラウド・ネットワーク(VCN)に接続するための動的ルーティング・ゲートウェイ(DRG)を作成します。

ゲートウェイの作成後、ゲートウェイをVCNにアタッチし、サブネットのルーティング表にルールを追加して、DRGへのトラフィックを駆動する必要があります。

動的ルーティング・ゲートウェイの作成

オンプレミス・ネットワークを仮想クラウド・ネットワーク(VCN)に接続するための動的ルーティング・ゲートウェイ(DRG)を作成します。

1. コンソールでナビゲーション・メニューを開き、「コア・インフラストラクチャ」で「ネットワーキング」、「動的ルーティング・ゲートウェイ」の順にクリックします。
2. 作業する権限があるコンパートメントを選択します(ページの左下)。ページが更新され、そのコンパートメント内のリソースのみが表示されます。
3. 「動的ルーティング・ゲートウェイの作成」をクリックします。

   次の項目を入力します。

   • コンパートメントに作成:ゲートウェイを作成するコンパートメント(現在作業しているコンパートメントと異なる場合)。
   • 名前:ゲートウェイの説明名。一意である必要はなく、後でコンソールで変更することはできません(ただし、APIを使用して変更できます)。機密情報を入力しないでください。
   • タグ:オプションで、タグを適用できます。リソースを作成する権限がある場合は、そのリソースにフリーフォーム・タグを適用する権限もあります。定義済のタグを適用するには、タグ・ネームスペースを使用する権限が必要です。
4. 「動的ルーティング・ゲートウェイの作成」をクリックします。

動的ルーティング・ゲートウェイの仮想クラウド・ネットワークへのアタッチ

動的ルーティング・ゲートウェイ(DRG)を仮想クラウド・ネットワーク(VCN)にアタッチする必要があります。

VCNは一度に1つのDRGにのみアタッチでき、DRGは一度に1つのVCNにのみアタッチできます。アタッチメントは、VCNを保持するコンパートメントに自動的に作成されます。

1. コンソールからナビゲーション・メニューを開き、「コア・インフラストラクチャ」で、「ネットワーキング」、「動的ルーティング・ゲートウェイ」の順にクリックします。
2. 添付するDRGをクリックします。
3. 「リソース」で、「仮想クラウド・ネットワーク」をクリックします。作業中のコンパートメントとは異なるコンパートメントのVCNにDRGをアタッチする場合は、ページの左側のリストからそのコンパートメントを選択します。
4. 「仮想クラウド・ネットワークにアタッチ」をクリックします。
5. VCNを選択します。
6. 「仮想クラウド・ネットワークにアタッチ」をクリックします。

準備ができるまで、添付は短時間「添付」状態になります。

動的ルーティング・ゲートウェイへのトラフィックのルーティング

DRGにトラフィックを送信する必要があるサブネットごとに、そのサブネットに関連付けられたルート表にルールを追加する必要があります。

1. コンソールからナビゲーション・メニューを開き、「コア・インフラストラクチャ」で「ネットワーク」、「仮想クラウド・ネットワーク」の順にクリックします。
2. 目的のVCNをクリックします。
3. 「リソース」で、「ルート表」をクリックします。
4. 目的のルート表をクリックします。
5. 「ルーティング・ルールの追加」をクリックします。
   • ターゲット・タイプ:動的ルーティング・ゲートウェイ(DRG)を選択します。VCNのアタッチされたDRGがターゲットとして自動的に選択されます。
   • 宛先CIDRブロック: 0.0.0.0/0と入力します。ルールを特定のネットワーク(オンプレミス・ネットワークなど)に制限する場合は、0.0.0.0/0のかわりにそのネットワークのCIDRを使用します。値0.0.0.0/0は、ルート表の他のルールでカバーされていないすべての非VCNトラフィックが、このルールで指定されたターゲットに送信されることを意味します。
   • 宛先サービス:ターゲットがサービス・ゲートウェイの場合のみ。値は、目的のサービスCIDRラベルです。
   • コンパートメント:ターゲットが存在するコンパートメント。
   • ターゲット:ターゲット。ターゲットがプライベートIPの場合は、OCIDを入力します。または、プライベートIPアドレス自体を入力できます。この場合、コンソールによって対応するOCIDが決定され、ルート・ルールのターゲットとして使用されます。
   • 説明:ルールの説明(オプション)。