Oracle Databaseバックアップの構成について学習
オンプレミス・データベースをOCI Object Storageバケットにバックアップします。
ソース・データベースへのOracle Database Backup Moduleのインストール
OCI用のOracle Database Cloud Backupモジュールを最初にインストールして、OCIにバックアップします。
モジュールをダウンロードして(始める前にを参照)、データベース・サーバーにインストールします。
クラウド・バックアップをサポートするためのRMANの構成
必要なバックアップ・モジュールをインストールし、Recovery Manager (RMAN)設定を構成すると、使い慣れたRMANコマンドを使用してバックアップを作成できます。クラウド・バックアップに関する情報は、データベースの制御ファイルおよびリカバリ・カタログ(使用する場合)に保持されます。
アカウントのクラウド・ストレージの場所をバックアップする前に、いくつかのRMANプロパティを構成する必要があります。
- バックアップの保存期間の設定(30日)。
- インストールしたばかりのライブラリおよび構成ファイルを使用する
sbt_tape
というデバイス・タイプを設定します。クラウド内の定義済ストレージ・チャンクは、onPremBackup_
で始まる名前になります。 - 暗号化を有効にします。これはデータ・セキュリティ用で、オンプレミスからクラウドへのバックアップ・シナリオでは必須です。
- 複数のスレッドがデータファイルをバックアップおよびリストアできるように並列度を設定します。これはパフォーマンスのためのものです。
- RMANがクラウドとの間で不要な転送を行わないように、バックアップ最適化をONに設定します(たとえば、バックアップ・ファイルがすでに存在し、新しいバックアップが実行される前に変更がない場合、このファイルは処理されず、時間が節約されます)。
- クラウドとの間で送受信されるファイルの圧縮レベルを設定します。
- すべてのバックアップのデフォルトとして
sbt_tape
デバイスを構成します。
オンプレミス・データベースのバックアップ
セキュリティ上の理由から、OCIへのバックアップには暗号化を使用する必要があります。オプションは、透過的データ暗号化(TDE)またはパスワード暗号化(あるいはその両方)です。パスワード暗号化を使用します。
バックアップおよびリカバリの場合は、シェル・スクリプトまたはRMAN実行ブロックからこの一連のコマンドを実行します。