Oracle Visual Builderでのビジネス・オブジェクトの作成および編集
Oracle Visual Builderでは、請求書、購買オーダーまたは監査などのビジネス・オブジェクトを作成できます。ビジネス・オブジェクトは、データベース表と同様にリソースと考えられます。アプリケーションのデータを保持するフィールドを持っています。データベース表と同様に、ビジネス・オブジェクトはデータの構造を提供します。ビジネス・オブジェクトは、データベースに格納されます。ビジュアル・アプリケーションおよびその他のクライアント内のアプリケーションは、それぞれのRESTエンドポイントを使用してビジネス・オブジェクトにアクセスします。
ビジネス・オブジェクトの作成
カスタム・ビジネス・オブジェクトを使用して、外部サービスによって提供されないデータを格納します。カスタム・ビジネス・オブジェクト内のデータは、サービス・インスタンスに対してプロビジョニングされたデータベースに格納されます。
カスタム・ビジネス・オブジェクトを作成する場合、アプリケーションで必要な各フィールドを指定します。アプリケーションを開発する際、必要に応じてフィールドを追加および変更するようにビジネス・オブジェクトを変更できます。カスタム・ビジネス・オブジェクトは、ページ・コンポーネントからコールできる操作のためのREST apiを提供する一連のエンドポイントとして公開されます。
ビジネス・オブジェクトを作成するには:
「作成」をクリックすると、メイン・ウィンドウに新規ビジネス・オブジェクトのアーティファクト・ウィンドウが開き、「概要」タブが表示されます。このウィンドウには、ビジネス・オブジェクトの様々な属性(「フィールド」、「セキュリティ」、「ビジネス・ルール」、「エンドポイント」および「データ」)を表示および編集するための追加タブがあります。
デフォルトで「エンドポイント」タブに作成されるビジネス・オブジェクトのエンドポイントを表示できます。
ダイアグラマを使用してビジネス・オブジェクトを作成することもできます。
ビジネス・オブジェクト関係の表示、作成および編集
ビジネス・オブジェクトの「概要」タブの「関係」領域には、そのビジネス・オブジェクトとアプリケーション内の他のビジネス・オブジェクトとの関係が表示されます。
別のビジネス・オブジェクトへの参照を作成すると、現在のビジネス・オブジェクトと参照されるビジネス・オブジェクトとの間の関係はデフォルトで多対1になります。たとえば、Employeeビジネス・オブジェクトからDepartmentビジネス・オブジェクトへの参照を作成する場合、従業員は1つの部門にのみ所属できますが、通常は1つの部門に多数の従業員がいます。
参照されるビジネス・オブジェクトDepartmentも、Employeeビジネス・オブジェクトの「エンドポイント」タブに表示されます。
関係を削除できますが、その関係が関連付けられているビジネス・オブジェクトがアプリケーションのどこでも使用されていない場合のみです。
新しい関係を作成するには、次の手順を実行します。
関係を編集するには、関係名の横にある「編集」アイコンをクリックして、必要な変更を加えます。一部のフィールドは編集できず、無効になっています。「ラベル」を指定し、「デフォルト表示フィールド」を選択できます。フィールドの「必須」チェック・ボックスを選択し、削除ルールを指定できます。デフォルトの削除ルールは「制限」ですが、「カスケード」または「Nullに設定」を選択できます。