Oracle Integration Enterpriseのプロセス環境について
プロセス自動化は、Oracle Integration Enterpriseサブスクリプションに含まれる機能の1つです。
Oracle Integration Enterprise内のプロセス・ビルダー機能を使用すると、クラウドのビジネス・プロセスを迅速に設計、自動化および管理できます。
プロセス・ビルダーには2つの作業環境があり、アプリケーションの開発とテストを行う設計時環境と、プロセス・アプリケーションを使用および監視するランタイム環境です。
Oracle Integrationプロセスの設計時環境について
Oracle Integration Processデザインタイム環境では、一般的なプロセス・アプリケーション関連機能にアクセスできます。
Oracle Integrationホーム・ページで「プロセス・ビルダー」をクリックすると、「プロセス・アプリケーション」ページ(プロセス設計時の環境)に移動します。
プロセス設計時の環境を使用すると、次のことができます。
- スペースの作成、管理および共有
- アプリケーションの作成(新規またはインポート済)
- 決定モデルの作成またはインポート
- スペースの作成、共有および管理
- アプリケーションの管理(表示、ロック解除、クローニング、ダウンロードおよび削除)
- 決定モデルの管理(ダウンロードおよび削除による)
これらの機能の一部は、ユーザー・ロールによって制限されます。たとえば、所有者はスペースを作成し、前述のすべてのアクションを実行できますが、ビューアはアプリケーションのみを表示でき、変更はできません。
Oracle Integrationプロセス・ランタイム環境について
Oracle Integrationプロセス・ランタイム環境を使用して、ドキュメントを共有し、チーム内の他のユーザーとコラボレーションし、完全なタスクを表示し、タスクを委任して再割当てできます。ランタイム環境には、プロセス・フローの追跡、詳細な監査証跡の表示、トラブルシューティング、プロセスの修正を行うためのツールが用意されています。
Oracle Integrationホーム・ページで「自分のタスク」をクリックすると、プロセス実行時環境ページが開きます。ここでは、タスクを処理し、左側のナビゲーション・ペインを使用してプロセス・インスタンスの追跡、ダッシュボードの表示と操作、アプリケーションの起動および管理タスクの実行を行うことができます。
Oracle Integration Processランタイム環境では、一部のタスクはシステム内の特定のロールでのみ使用できます。例:
- エンド・ユーザーは、アプリケーションを起動したり、タスクを処理したり、動的プロセス・インスタンスを処理できます。
- 開発者は、アプリケーションの作成、プロセスの構築、アプリケーション・ライフサイクルの管理が可能です。
- 管理者は、アプリケーション設定の構成、ダッシュボードの表示、アプリケーション・インスタンスの追跡およびアラートの表示を行うことができます。