Oracle Essbaseのクラウドへのデプロイ
Essbase管理者として、Oracle Cloud Infrastructureを使用してEssbaseを設定します。Oracle Cloud Marketplaceでは、Oracle Resource Managerを使用して、Essbaseメタデータおよびロード・バランサを格納するためのネットワーク、コンピュート・インスタンス、データベースをプロビジョニングします。
Essbaseの構成およびデプロイ
Oracle Essbaseは、Oracle Cloud Marketplaceからデプロイします。
- Oracle Essbase管理者としてOracle Cloud Infrastructureコンソールにサインインします。
- ナビゲーション・メニューから、「マーケットプレイス」を選択します。
- Oracle Marketplaceページに移動してスタックを起動します。
- 「すべてのアプリケーション」で、「Oracle Essbase」を選択します。
- ドロップダウン・メニューから「スタック」および「コンパートメント」を選択します。スタック・コンポーネントをデプロイするには、Essbaseコンパートメントの下にある子コンパートメントを選択します。
- スタックを起動した後、「スタック情報」ペインでスタック名を入力し、コンパートメントを選択します。
- 「一般設定」で:
- ターゲット・コンパートメントを選択します。
- デプロイメント前タスクに記録したVaultキーOCIDを入力します。
- Vaultサービス暗号化エンドポイントを入力します。これは、事前デプロイメント・タスクに記録したものです。
- 「Essbaseインスタンス」で、次のようにします。
- Essbaseコンピュート・インスタンスを作成する可用性ドメインを選択します。
- Essbaseインスタンス・シェイプを選択します。
- データ・ボリューム・サイズを入力するか、デフォルトを受け入れます。
- Essbaseコンピュート・インスタンスにアクセスするには、SSH秘密キーおよび公開キーを作成し、SSH公開キーの値を指定する必要があります。
- Essbaseシステム管理ユーザー名フィールドに、ユーザー名を入力します。
- Essbaseシステム管理ユーザー・パスワード・フィールドに、暗号化されたパスワードを入力します。
- 「セキュリティ構成」で:
- 本番インスタンスで使用する「IDCS」を選択します。
- Identity Cloud Service機密アプリケーションの作成後にデプロイ前要件としてOracle Cloud Infrastructure管理者が記録した、IDCSインスタンスGUID、IDCSアプリケーション・クライアントIDおよびIDCSアプリケーション・クライアント・シークレットの各値を入力します。IDCSアプリケーション・クライアント・シークレットの値がVaultサービスを使用して暗号化されていることを確認します。
- Essbase管理ユーザーの値にユーザー名を入力します。
- 「ネットワーク構成」で:
- 既存の仮想クラウド・ネットワーク(VCN)へのEssbaseコンポーネントのデプロイメントをサポートするには、「既存のネットワークの使用」を選択します。
- ターゲット・ネットワーク・コンパートメント、仮想ネットワークおよびアプリケーション・サブネット・コンパートメントを選択します。
- 「公開キーIPアドレスの割当て」を選択しないでください。
- 要塞ホスト用に作成された要塞シェイプ、サブネット・コンパートメントおよびパブリック・サブネットを選択します。
- 「Load Balancerのプロビジョニング」を選択し、ロード・バランサ・シェイプおよびサブネットを指定します。事前デプロイメント・タスク中に以前に作成されたパブリック・サブネットを選択します。
- 「データベース構成」で、「既存のデータベースの使用」を選択し、作成したデータベースを使用します。データベース・サインイン資格証明が必要になります。
- 内部Essbaseリポジトリの「Autonomous Database」として「データベース・タイプ」を選択します。
- ターゲット・データベース・コンパートメントを選択し、自律型データベースをターゲットにします。
- 「Autonomous Data Warehouse管理者ユーザー・パスワード」フィールドで、暗号化されたパスワードを使用します。
- 「確認」ページで、入力した情報を確認し、「作成」をクリックします。Oracle Resource Managerの「ジョブ情報」タブには、ジョブが完了してスタックが作成されるまでステータスが表示されます。
- スタックのデプロイ後、Oracle Cloud Infrastructure管理者にOCI Identity and Access Managementの変更を依頼します。
機密アイデンティティ・アプリケーションの変更
Oracle EssbaseスタックをOracle Cloud Marketplaceからデプロイしたら、OCI Identity and Access Management (IAM)の機密アプリケーションを適切なOracle Essbase URLで更新します。
Essbaseへの接続のテスト
Oracle EssbaseをOracle Cloud Infrastructureにデプロイしたら、Essbase WebインタフェースにログインしてEssbaseへの接続をテストします。URLをテストする前に、Oracle Cloud Infrastructure Identity and Access ManagementでURLがOracle Cloud Infrastructure管理者によって変更されていることを確認してください。
- Essbase管理者としてOracle Cloud Infrastructureにサインインします。
- 「ソリューションおよびプラットフォーム」に移動して、「リソース・マネージャ」をクリックします。
- 「スタック」に移動して、スタックをクリックします。
- 「アプリケーション情報」をクリックします。
- Essbase URLを起動するには、「Essbase外部URL」または「Essbase URL」をクリックします。
- Essbaseインスタンスにサインインします。