Essbase管理者としてのデプロイメントの準備
Oracle Essbaseをクラウドにデプロイする前に、Essbase管理者としていくつかのデプロイメント前タスクを完了します。これらのタスクが完了したら、Oracle Cloud MarketplaceからEssbaseのデプロイに進みます。
ウィザードを使用したVCNおよびサブネットの作成
事前定義済のワークフローを使用して、Essbaseコンポーネントをデプロイするためのインターネット接続のある仮想クラウド・ネットワーク(VCN)をすばやく作成できます。ロード・バランサと要塞ホストの両方にパブリック・サブネットを作成したり、データベースのプライベート・サブネットを作成することもできます。
このウィザードでは、次の要素を使用して仮想クラウド・ネットワークが作成されます。
- VCNのインターネット・ゲートウェイ、NATゲートウェイおよびサービス・ゲートウェイ。
- インターネット・ゲートウェイへのルーティングを含むリージョン・パブリック・サブネット。
パブリック・サブネット内のインスタンスは、オプションでパブリックIPアドレスを持つことができます。
- NATゲートウェイおよびサービス・ゲートウェイ(したがってOracle Services Network)へのルーティングを持つリージョン・プライベート・サブネット。
プライベート・サブネットのインスタンスは、パブリックIPアドレスを使用できません。
- SSHアクセスなど、2つのサブネットの基本的なセキュリティ・リスト・ルール。
ウィザードを使用して仮想クラウド・ネットワークを作成するには:
ボールト、シークレットおよび暗号化値の作成
Oracle Cloud Infrastructure Vaultを使用すると、サーバー・ドメインの作成時に機密情報を管理できます。
ノート:
バージョン19.3.0.3.4より前は、Vault暗号化はKey Managementと呼ばれ、VaultメタデータはKMSという名前でした。プロビジョニング中にVaultを使用して資格証明を暗号化する場合は、キーを作成する必要があります。Oracle Essbase管理者およびAutonomous Data Warehouseに選択したパスワードは、リソース・マネージャのパスワード要件を満たす必要があります。
- Essbase管理者のパスワード
- IDCSアプリケーションのクライアント・シークレット
- Autonomous Data WarehouseのADMINパスワード