デプロイメントの計画
このアーキテクチャをデプロイするには、次の大まかなステップを使用します。
- ベクトル・ストアを準備します。
Oracle Database 23aiを使用してインベントリ・データをアップロードします。製品の説明を含む列があることを確認します。これはベクトル化される列です。コンピュート・インスタンスでコードを使用すると(この場合はOracle Cloud Infrastructure Data Scienceノートブック)、チャンク・サイズ96トークンを使用してOracle Cloud Infrastructure Generative AI埋込みモデルを説明列に適用し、ベクトル・タイプ列を作成します。次に、データセットをOracle Database 23aiにプッシュします。
- コンピュート・インスタンスを作成し、ファンクションをデプロイします。
フロントエンドの小売アプリからAPIコールを受信し、様々なAIサービスにAPIコールを実行できるようにするコンピュート・インスタンスを作成します。Oracle Cloud Infrastructure Functionsを使用してファンクションをデプロイします。このコンピュート・インスタンスは、非定型コンピュート・ニーズの中心的なハブとしても機能します。
- フロントエンド統合を作成します。
これで、コンピュート・インスタンスをアプリケーションと統合し、configure-price-quote (CPQ)アプリケーションに接続する準備ができました。このアーキテクチャでは、Oracle APEX Application Developmentを使用してWebアプリケーションを作成しますが、このソリューションを既存のチャットボットまたはOracle Digital Assistantと統合することもできます。
このアーキテクチャには、いくつかのデプロイメント・オプションがあります。
AIデプロイメント・オプションの選択
Oracle Database 23aiには、データベースに組み込まれたNL2SQLツールであるSelect AIが用意されています。
このデプロイメント・オプションの利点は、データがそのまま保持され、SQL開発に適していることです。ただし、このオプションでは非構造化データは格納されません。
RAGエージェント・デプロイメント・オプション
このサービスは、自然言語インタフェースを介して最新の情報を提供し、それに直接行動する機能を提供します。
このデプロイメント・オプションにより、pdfファイル、マニュアル、ブログなどのナレッジ・ベースでデータ・ソースが使用可能になります。ただし、LLMはRAGエージェントに制限されます。