Oracle Database@AWSでのクロスリージョンActive Data Guardを使用したディザスタ・リカバリの実装について
Oracle Database@AWSは、AWSアプリケーションの低レイテンシを確保しながら、Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)を使用して、組込みの高可用性およびスケーラビリティを提供します。別のリージョンの別のOracle Exadata Cloud InfrastructureでホストされているActive Data Guardスタンバイ・データベースでソリューションを拡張することで、地域的な停止が発生した場合のデータ保護とディザスタ・リカバリが保証されます。
Active Data Guardは、自動ブロック修復、オンライン・アップグレードおよび移行による包括的なデータ破損防止を追加し、ワークロードを読取り専用にスケールアウトしてスタンバイにオフロードし、アプリケーション・コンティニュイティがエンド・ユーザーからの計画イベントおよび計画外イベント中にデータベースの停止をマスクして、中断のないアプリケーションを確保できるようにします。
Oracle Database@AWS上のOracle Exadata Database Serviceは、Oracle Maximum Availability Architecture (MAA)のゴールド層で認定されています。この検証では、このサービスが高可用性とディザスタ・リカバリのためのOracleの最高水準を満たしていることを確認し、複数のAWSアベイラビリティ・ゾーンおよびAWSリージョンにわたるフェイルオーバーをサポートします。Gold MAA認定により、Oracle Database@AWS上のOracle Exadata Database Serviceは、クラウドの柔軟性と耐障害性を融合し、ミッションクリティカルなワークロードをサーバー障害やデータセンターの停止から保護します。
開始する前に
このソリューション・プレイブックの構成およびデプロイメント手順では、ExadataインフラストラクチャおよびExadata VMクラスタがスタンバイ・リージョンにすでにデプロイされていること、およびプライマリおよびスタンバイExadata VMクラスタのネットワークIP CIDR範囲が重複していないことが必要です。
次のリソースを確認します。
次の関連ソリューションを確認します。
- Amazon Virtual Private Cloudユーザー・ガイドのVPCのセキュリティのベストプラクティス
- ODBネットワーク設計を使用したAWS IPアドレス空間の計画
必要なサービスおよびロールについて
このソリューションには、次のサービスおよびロールが必要です。
- Oracle Cloud Infrastructure Networking
- Oracle Exadata Database Service
各サービスに必要なロールは次のとおりです。
サービス名: ロール | 必要... |
---|---|
Oracle Exadata Database Service: manage database-family |
Active Data Guardデプロイメントの追加および操作を含むデータベースの管理 |
OCIネットワーキング: manage vcn-family |
Manage the network components, including VCNs, subnets, security rules, and VCN peering |