データの移行

Oracle Data Pumpのexpdpおよびimpdpコマンドを使用して、データを移行します。

3つのステップでのデータの移行

オンプレミスからOracle Cloud Infrastructure File Storageに3つのステップでデータを移行するか、シェル・スクリプトを作成して3つのステップ移行を実行します。

  1. ソース・データベース・パスワードおよびPDB名を使用して、選択したスキーマをソース・データベース・システムからエクスポートします。
    この例では、HRスキーマ、hr.dmpおよびhr.logを使用します。
    $ expdp  system/password@pdb dumpfile=hr.dmp directory=bdir logfile=hr.log schemas=HR
  2. scpを使用して、ダンプ・ファイルをOracle Cloud Infrastructure File Storageにコピーします。
    $ scp -i ~/oracle.pkm /opt/oracle/oradata/backup/hr.dmp opc@<ip address of the Exadata DB>:/mnt/fs-phx-ad3/dpdump/
  3. ExadataパスワードおよびPDB名を使用して、ダンプ・ファイルをOracle Cloud Infrastructure File Storageからターゲット・インスタンスにインポートします。
    $ impdp system/password@Exadata PDB schemas=HR directory= dpdump dumpfile=hr.dmp logfile=hr.log

移行の検証

SQL Developer Toolを使用して、データ移行を検証します。

  1. SQL Developerツールを開き、クエリー・ビルダーを使用して、ターゲット・データベースの所有者のdba_objectsの数の問合せを作成します。この例では、所有者はHRです
    select count(*) from dba_objects where owner = 'HR';
  2. ターゲット・データベースの合計オブジェクト数がソース・データベースの数と一致することを確認します。