クラウドのファイル・ストレージを使用した移行の準備
Oracle Database Exadata Cloud ServiceおよびOracle Cloud Infrastructure File Storageのプロビジョニング。次に、ソース・データベースおよびターゲット・データベースにデータ・ポンプ・ディレクトリを作成します。
Exadata DBシステムのプロビジョニング
Oracle Cloudリージョンの既存のコンパートメントおよび可用性ドメインにExadata DB Systemをプロビジョニングします。
クラウド内のコンテナ・データベース(CDB)名またはシステム識別子(SID)名は、ソース・データベースCDB名またはSID名と同じである必要があります。
始める前に、データベース・システムをプロビジョニングするプライベート・サブネットを使用してコンパートメントに仮想クラウド・ネットワーク(VCN)が設定されている必要があります。データベースにアクセスするには、VCNのパブリック・サブネットにbastionホストをプロビジョニングするか(パブリックIPを持つように)、VPNまたはOracle Cloud Infrastructure FastConnectを介してプライベート・ネットワークに直接アクセスする必要があります。パブリック・サブネットCIDRブロックからデータベース・ポート(1521)へのアクセス権を付与するデータベース・プライベート・サブネットにセキュリティ・リスト・ルールを作成します。
オンプレミスとクラウド間のSCP接続の作成
API署名公開キーをOracle Cloud Infrastructureにアップロードし、オンプレミス・データベースとOracle Cloud Infrastructure File Storage間のSCP接続を作成します。expdpダンプ・ファイルを移動するには、接続が必要です。
- コンソールにログインし、キー・ペアを使用してAPIをコールするユーザーの詳細を表示します。
- キー・ペアを使用してAPIをコールするユーザーとして署名されている場合、次のステップを実行します。
- 「プロファイル」メニューを開きます。
- 「User Settings」をクリックします。
- 管理者が別のユーザーのキーを追加する場合は、次のステップを実行します。
- ナビゲーション・メニューを開きます。
- 「ガバナンスおよび管理」で、「アイデンティティ」に移動し、「ユーザー」をクリックします。
- リストからユーザーを選択します。
- 公開キーの追加をクリックします。
- ダイアログ・ボックスにPEM公開キーの内容を貼り付け、「追加」をクリックします。
ファイル・ストレージのVCNセキュリティ・リスト・ルールの構成
VCNを作成すると、デフォルトのセキュリティ・リストも作成されます。セキュリティ・リストのルールは、サブネットへのトラフィックを許可または拒否するために使用されます。ファイル・システムをマウントする前に、マウント・ターゲット・サブネットへのトラフィックを許可するセキュリティ・リスト・ルールを構成する必要があります。
- コンソールで、ナビゲーション・メニューを展開します。「コア・インフラストラクチャ」で、「ネットワーク」、「仮想クラウド・ネットワーク」の順にクリックします。
- 右側のメニューの「スコープ」セクションで、ファイル・システムに関連付けるサブネットを含むコンパートメントを選択し、ファイル・システムに関連付けるクラウド・ネットワークをクリックします。
- クラウド・ネットワークの詳細ページで、「セキュリティ・リスト」をクリックし、ファイル・システムに関連付けるサブネットで使用されるセキュリティ・リストをクリックします。
- セキュリティ・リストの詳細ページで、「すべてのルールの編集」をクリックします。
- 左側の「リソース」メニューで、「イングレス・ルール」をクリックします。イングレス・ルールの追加ボタンをクリックし、すべてのルールの編集をクリックします。
- SCPトラフィックを許可するイングレス・ルールを追加します。
- イングレス・ルールの追加をクリックします。
ファイル・システムおよびマウント・ターゲットの作成
Oracle Cloud Infrastructure File Storageサービスおよびマウントターゲットを使用して、クラウドで共有ファイルシステムをプロビジョニングします。
ファイル・システムへのネットワーク・アクセスは、マウント・ターゲットを介して提供されます。エクスポートは、NFSクライアントがマウント・ターゲットに接続するときにファイル・システムにアクセスする方法を制御します。ファイル・システムをマウントして使用するには、ファイル・システムの1つのマウント・ターゲットに少なくとも1つのエクスポートが必要です。通常、最初のマウント・ターゲットは、最初のファイル・システムの作成時に作成します。
コンソールを使用してファイル・システムを作成すると、コンピュート・インスタンスがファイル・システムへのアクセスおよび書込みに使用するマウント・ターゲットも作成されます。マウント・ターゲットが作成されると、複数のファイル・システムをターゲットに関連付けることができます。