移行ジョブの実行

CPATレポートを分析し、問題を修正したら、移行に進みます。

Zero Downtime Migrationユーティリティは、オブジェクトをソース・データベースからエクスポートし、ローカル・ストレージに格納します。このユーティリティは、OCIクライアント・ユーティリティを使用してオブジェクト・ストレージにエクスポート・ダンプ・ファイルをプッシュします。最後に、OCI Object Storageインポートが実行され、データが宛先Oracle Autonomous Database on Dedicated Exadata Infrastructureにロードされます。

Zero Downtime Migrationの操作フェーズについて

Zero Downtime Migrationサービスでは、操作フェーズの単位で移行プロセスを定義します。Zero Downtime Migrationでは、ターゲット・プラットフォームやバックアップ媒体などの構成された入力パラメータに基づいて、定義された操作フェーズを使用して移行ワークフローを自動計算します。各操作フェーズでカスタム・プラグインを挿入すると、ワークフローをカスタマイズできます。ゼロ・ダウンタイム移行では、選択した操作フェーズで移行ワークフローを一時停止および再開できます。特定の操作について移行ワークフローに関連するフェーズをリストできます。ソース・データベース・サーバーで実行されるフェーズは接尾辞_SRC付きでリストされ、ターゲット・データベース・サーバーに関連付けられたフェーズは接尾辞_TGT付きでリストされます。

移行ジョブの実行

zdmuserとして移行ジョブを送信します。
  1. 移行ジョブを実行します。
    コマンドは次のようになります。
    [zdmuser@zdmhost ~]$ $ZDM_HOME/bin/zdmcli migrate database -rsp /home/zdmuser/template/zdm_logical_offline_pdb19c.rsp -sourcenode host_name.appsubnet.exadatainfrastr.oraclevcn.com -sourcesid PDB_name -srcauth zdmauth -srcarg1 user:opc -srcarg2 identity_file:/home/zdmuser/.ssh/id_rsa -srcarg3 sudo_location:/usr/bin/sudo 
    ジョブ・ステータスを追跡するためにジョブIDが返されます。
  2. ジョブIDを使用して移行ジョブのステータスをモニターします。
    コマンドは次のようになります。
    [zdmuser@zdmhost ~]$ $ZDM_HOME/bin/zdmcli query job -jobid 3
  3. ログ・ファイルで各ステップの詳細を確認してください。
移行ジョブが正常に完了すると、ジョブの各ステップが完了としてマークされます。