E-Business Suite Asserterの構成とデプロイ
E-Business Suite AsserterをOCI IAMに登録した後、IAMによって発行されたアイデンティティ・トークンとOracle E-Business Suiteで作成されたユーザー・セッションの間のインタフェースとして機能するE-Business Suite Asserterを構成およびデプロイする必要があります。
E-Business Suite Asserter用のWalletの作成
セキュリティ目的で、E-Business Suite Asserterコンポーネントはウォレットを使用してクライアントID、クライアント・シークレットおよびOCI IAM URLをパラメータとして登録します。
cwallet.sso
ファイルのパスを記録します。
E-Business Suite Asserter構成ファイルの更新
OCI IAM E-Business Suite Asserter (EBS Asserter)を登録した後、認証中にOCI IAMに接続するようにアサータ構成ファイルを構成できます。
OCI IAM E-Business Suite Asserterバージョン19.1.4- 1.4.0以上では、アサータにbridge.properties
というプロパティ・ファイルが含まれます。このファイルはebs.war
ファイル内にあります。WebLogicサーバーにデプロイする前に、bridge.properties
ファイルの情報を更新し、ebs.war
ファイルを再生成する必要があります。
ノート:
19.1.4 - 1.4.0より前のバージョンのE-Business Suite Asserterでは、warファイルの内部にbridge.properties
ファイルが含まれていない場合があります。このファイルをE-Business Suite AsserterのWebLogicサーバーのフォルダに作成し、その内容をステップ3に従って更新し、ファイルを保存してから、次の例のように環境変数を設定する必要があります: export ebs_property_file="/opt/ebssdk/bridge.properties"
データ・ソースの定義
E-Business Suite AsserterがデプロイされているOracle WebLogic Serverで、データ・ソースをWebLogicドメインに追加してデータベース接続を構成する必要があります。WebLogic Java Database Connectivity (JDBC)データ・ソースにより、データベースへのアクセスおよびデータベース接続管理が可能になります。
WebLogicコンソールでのホスト名検証の構成
ホスト名検証はOracle WebLogic Server管理コンソールで構成できます。
- Webブラウザに次のURLを入力して、Oracle WebLogic Server管理コンソールを起動します。
http://wls_host:wls_port/console
たとえば、https://ebsasserter.example.com:7002/console
です。 - WebLogicコンソールに管理者としてログインします。左側のパネルで、「ロックして編集」をクリックして「環境」を開き、「サーバー」を選択します。
- EBSアサーション・プロバイダをデプロイするターゲット・サーバーの名前をクリックします。この例では、AdminServerです。
- 「SSL」タブをクリックします。下にスクロールし、「詳細」セクションを開きます。
- 「ホスト名の検証」パラメータの値を
None
に更新し、「保存」をクリックします。 - 「変更のアクティブ化」をクリックします。
- Weblogicサーバーを再起動します。