Java必須ファイル環境の準備

Java必須ファイル(JRF)環境にデプロイする場合は、WebLogic Serverスタックをデプロイする前に環境を準備する必要があります。

非JRFドメインの場合、Oracle Cloud Marketplaceスタックで必要なVCNおよびすべてのサブネットを作成できるため、追加の準備は不要です。スタックをプロビジョニングし、アプリケーション・データベースのプライベート・サブネットを既存のVCNに追加できます。

次のステップでは、JRF環境のプロビジョニング時に実行するタスクの概要を示します。この項の以降のトピックでは、タスクの詳細を説明します。

  1. 仮想クラウド・ネットワーク(VCN)を作成します。

    Java必須ファイル(JRF)ドメインのデプロイ時に、JRF操作データベースのプライベート・サブネットを使用して、仮想クラウド・ネットワーク(VCN)を作成します。Oracle Cloud Marketplaceスタックは、仮想マシン(VM)インスタンスとロード・バランサの他のサブネットをデプロイできます。

    ネットワーク機能クイックスタート・オプションを使用して、必要なゲートウェイ(パブリック・サブネットとプライベート・サブネットの両方、ルーティング表およびセキュリティ・リスト)でVCNを設定できます。必要に応じて、追加のプライベート・サブネットを作成できます。

    VCNおよび必要な特定のリソースを手動で作成することもできます。
    1. データベース用のプライベート・サブネットを作成します。

    2. データベース・サブネットにセキュリティ・リストおよびルーティング表を作成します。JRF操作データベースのコンパートメントが、Oracle Cloud Infrastructure Oracle WebLogic Serverがプロビジョニングされているコンパートメントとは異なるコンパートメントにある場合のみ、セキュリティ・リストを作成する必要があります。

    3. インターネット・ゲートウェイを作成します。

  2. 他のサブネットおよびオンプレミス接続からのアクセスを許可するには、データベース・サブネットのセキュリティ・リストにセキュリティ・ルールを追加する必要があります。

データベースをJRFデータストアとしてプロビジョニングし、データベースSYSパスワードのシークレットを作成する必要もあります。「WebLogicパスワードのシークレットの作成」で説明している手順を使用して、データベース・パスワードのシークレットを作成します。データベースのプロビジョニングについては、この項の次のプロビジョニングに関する項で説明します。