3 アプリケーション使用情報

このトピックでは、エンタープライズで実行されているアプリケーションについてAdvanced Management Consoleが格納する情報について説明します。

この節の内容は以下のとおりです。

「アプリケーション情報の表示」
「アプリケーション・ビューの構成」
「アプリケーション詳細の調査」
「アプリケーションの検索」

アプリケーション情報の表示

有効化されると、Java Usage Trackerは、収集した情報をUser Datagram Protocol (UDP)パケットでAMCコレクタに送信します。この情報は、AMC UIのアプリケーション・ビューに表示されます。

収集された情報を表示するには、AMC UIを起動します。「AMC UIの起動と停止」を参照してください。

ホーム・ビューで、「アプリケーション」または「エンタープライズ全体のJava使用状況の表示」をクリックしてアプリケーション・ビューを表示します。表3-1に、各アプリケーションについて表示される情報を示します。

表3-1 収集されるアプリケーション情報

データ	説明
ID	Advanced Management Consoleによって使用される内部識別子。
URL	アプリケーションの起動に使用されたWebページまたはJNLPファイルの場所。
タイトル	アプリケーションのタイトル(使用可能な場合)。
ベンダー	アプリケーションを提供したベンダーの名前(使用可能な場合)。
説明	アプリケーションの説明(使用可能な場合)。
コード・ベース	アプレットのベースURL (アプリケーションのクラスが格納されたディレクトリ)。
Javaバージョン	アプリケーションの実行に使用されたJREのバージョン。
セキュリティ	アプリケーション実行時の許可のレベル(サンドボックスやすべての許可など)。
タイプ	アプリケーションのタイプ(アプレットなど)。
JAR	アプリケーションに含まれるJARファイルの数。
拡張機能	アプリケーションによって使用される拡張機能の数。
実行	アプリケーションが実行された回数。

アプリケーション・ビューの構成

デフォルトでは、表3-1で説明されているすべての情報がアプリケーション表に表示されます。このビューを構成して、表示を希望する情報のみを表示できます。

列ヘッダーの右端がプラス記号(+)になっています。プラス記号をクリックすると、列ヘッダーのリストが表示されます。表に現在表示されているヘッダーは、チェック・マークで識別できます。チェック・マークのないヘッダーは、表に現在表示されていません。現在表示されている列を非表示にする場合や、現在表示されていない列を表示する場合、リストのヘッダーをクリックします。

列を並べ替えるには、列ヘッダーを別の場所にドラッグします。列のサイズを変更するには、列ヘッダーの右端のセパレータをクリックし、それを希望のサイズになるまでドラッグします。

アプリケーション詳細の調査

アプリケーションのより詳細な情報も参照できます。この情報を表示するには、アプリケーション表でアプリケーションを選択して「インスペクト」をクリックします。表3-2で説明されている情報が示された「アプリケーションの詳細」ウィンドウが表示されます。

表3-2 アプリケーション詳細

データ	説明
URL	アプリケーションの起動に使用されたWebページまたはJNLPファイルの場所。
タイトル	アプリケーションのタイトル(使用可能な場合)。
ベンダー	アプリケーションを提供したベンダーの名前(使用可能な場合)。
説明	アプリケーションの説明(使用可能な場合)。
コード	アプリケーションの起動に使用されるメイン・クラス。
セキュリティ	アプリケーション実行時の許可のレベル(サンドボックスやすべての許可など)。
JARリスト	アプリケーションに含まれる各JARの情報: JARファイルの名前 JARの信頼レベル(署名済または未署名など)。 JARの署名者の情報(署名済の場合)。 JARのハッシュ値タイトルをクリックすると、このフィールドの情報が展開されます。
JNLP拡張機能	使用される拡張機能の情報: 拡張機能の名前。拡張機能のロード元のURL。タイトルをクリックすると、このフィールドの情報が展開されます。
JREバージョンと実行回数	アプリケーションが実行された回数と、アプリケーションが実行された一意のデバイスの数。この情報は、アプリケーションの実行に使用されたJREごとに表示されます。タイトルをクリックすると、このフィールドの情報が展開されます。

アプリケーションの検索

特定のアプリケーションの情報を検索する際に役立つ検索フィールドを使用できます。検索フィールドに検索用語を入力します。ビューが自動的に更新され、用語に一致するアプリケーションが表示されます。

検索に含めるアプリケーション表の列を選択できます。「フィルタ」をクリックすると、列のリストが表示されます。現在検索されている列は、チェック・マークで識別できます。チェック・マークのない列は、現在検索されていません。現在含まれている列を除外する場合や、現在除外されている列を含める場合、リストのヘッダーをクリックします。

ヒント:

アプリケーション・ビューで非表示の列でも検索対象にできます。予期しない結果が表示された場合、非表示の列の情報に検索用語が一致した可能性があります。