エージェント・プロキシ・サーバーはバンドルに含まれています。バンドルがすでにダウンロードされ、その後でプロキシが変更された場合には、バンドルにはそのプロキシ設定が含まれません。

1. ブラウザにhttps://server:port/amcwebuiと入力し、管理者資格証明を使用してAdvanced Management Console UIにログインし、Advanced Management Consoleを初期化します。「Advanced Management Consoleの初期化」を参照してください。
2. エージェント・プロキシ・サーバーのホストとポートを構成します。

   ノート:

   ステップ2はエージェント・バンドルをダウンロードする前に完了する必要があります。プロキシ・サーバーがAMCサーバーにアクセスするために必要な場合、この情報がないとエージェントは登録するサーバーにアクセスできません。

   1. Advanced Management Console UIで、「構成」タブをクリックします。
   2. 「エージェントのダウンロード」をクリックします。
   3. 「編集」をクリックして、「AMCエージェント・プロキシ設定の構成」ダイアログを表示します。
   4. エージェントがAdvanced Management Console サーバーに接続するための次の詳細を入力します。

      • エージェント・プロキシ・ホスト名: プロキシ・サーバーのホスト名を指定します。

      • エージェント・プロキシ・ポート: プロキシ・サーバーのポート番号を指定します。

   5. 「保存」をクリックします。
3. エージェント間隔を構成します。

   ノート:

   エージェント間隔を大きくすると、システム負荷が減少します。エージェント間隔を大きくすると、エージェントのAdvanced Management Console サーバーとの通信が減少するため、システム負荷が減少します。
   1. 「構成」タブをクリックします。
   2. 「エージェント設定」をクリックします。
   3. 「編集」をクリックして、フィールドを編集できるようにします。
   4. 次のいずれかの値を編集します。すべての値を編集することも、必要な1つの値のみを編集することもできます。

      JUT処理間隔

      エージェントがJava Usage Trackerレコードをサーバーにレポートする間隔

      コマンド確認間隔

      サーバーにエージェントのコマンドがあるかどうかを確認する間隔

      標準JREスキャン間隔

      標準の場所(Windowsの場合はC:\Program Files\Javaなど)でJava Runtime Environment (JRE)をスキャンし、サーバーにレポートする間隔

      アプリケーションJREスキャン間隔

      アプリケーションの場所(Windowsの場合はC:\Program Filesなど)でJREをスキャンし、サーバーにレポートする間隔

      LocalStorage JREスキャン間隔

      ローカル・ストレージ・システム全体(特定のディレクトリをターゲット設定していない)でJREをスキャンし、サーバーにレポートする間隔

      エージェント自動更新

      エージェント自動更新を有効または無効にします

      エージェント・ログ・ファイル最大サイズ(Kb)

      エージェント・ログ・ファイルの最大サイズ(Kb)

      エージェント・ログ・ファイルの数

      エージェント・ログ・ローテーション中のエージェント・ログ・ファイルの最大数

      間隔のランダム化

      間隔のランダム化を有効または無効にします

   5. 「保存」をクリックします。

Linuxオペレーティング・システムでAdvanced Management Consoleエージェントをインストールおよびアンインストールするには、bin/AMCAgent.shスクリプト・ファイルを使用できます。Advanced Management Consoleエージェントは、Linux端末から起動、停止、または再起動できるネイティブ・サービスです。

1. エージェント・プロキシとエージェント間隔を構成します。「エージェント・プロキシとエージェント間隔の構成」を参照してください。
   エージェント・プロキシ・サーバーはバンドルに含まれています。プロキシ・サーバー設定を変更した場合は、エージェント・バンドルを再びダウンロードし、更新されたバンドルを配布する必要があります。
2. Advanced Management Console UIで、「構成」タブをクリックして「エージェントのダウンロード」を選択します。
3. agent-bundle-linux64.zipリンクをクリックし、バンドルを目的の場所に保存します。
4. Linux端末を起動します。zipファイルをダウンロードしたフォルダに移動します。zipを解凍します。次のステップで、${AMC_DIR}はJava Advance Management Agentファイルの抽出先のAMC_Agentディレクトリを表します。
5. Advanced Management Console 2.2以降では、これはオプションのステップです。${AMC_DIR}/conf/AMCUser.properties.templateという名前を${AMC_DIR}/conf/AMCUser.propertiesに変更し、3つの情報値をユーザーの実際の資格証明で構成します。
6. 次のコマンドを使用して、端末からAMCAgent.shスクリプトを実行します:

   sudo bash ${AMC_DIR}/bin/AMCAgent.sh -install 

7. Advanced Management Console Web UIに再度ログインします。「デスクトップ」ページに移動して、デスクトップがAdvanced Management Consoleサーバーに登録されていることを確認します。ユーザーの資格証明がステップ5で構成されている場合、デスクトップ所有者はAdvanced Management Console UIで所有者として表示されます。

macOSオペレーティング・システム上でAdvanced Management Console をインストールおよびアンインストールするには、bin/AMCAgent.shスクリプト・ファイルを使用できます。Advanced Management Console は起動されたデーモンであり、launchctlコマンドを使用して起動、停止または再起動できます。

1. エージェント・プロキシとエージェント間隔を構成します。「エージェント・プロキシとエージェント間隔の構成」を参照してください。
   エージェント・プロキシ・サーバーはバンドルに含まれています。プロキシ・サーバー設定を変更した場合は、エージェント・バンドルを再びダウンロードし、更新されたバンドルを配布する必要があります。
2. Advanced Management Console UIで、「構成」タブをクリックして「エージェントのダウンロード」を選択します。

   ノート:

   「エージェントのダウンロード」を選択すると、場合によってはMD5値の計算が完了するまで待機する必要があります。バンドルがまだ生成されていない場合は、構築されるまでしばらくかかります。表示されたバンドルはダウンロードできます。

3. 「agent-bundle-macosx.zip」リンクをクリックしてバンドルを保存します。
4. Finderを開き、.zipファイルを選択し、右クリックして「開く」を選択してから、「アーカイブユーティリティ」をクリックしてファイルを解凍します。.zipファイルをダブルクリックすることで、アーカイブユーティリティを開いて現在のフォルダにファイルを解凍することもできます。
   スクリプト・ファイルには、実行するための権限はありません。chmodコマンドを使用して、実行権限を手動で設定してください。
5. コマンド・プロンプトで次のコマンドを使用してAMCAgent.shスクリプトを実行します。

   sudo ${AMC_DIR}/bin/AMCAgent.sh -install

6. Advanced Management Console Web UIに再度ログインします。「デスクトップ」ページに移動して、デスクトップが(デスクトップ所有者の登録済電子メールを使用して) Advanced Management Console サーバーに登録されていることを確認します。Advanced Management Console UIには、デスクトップ所有者が所有者として表示されています。

Linuxでは、removeコマンドを実行して、Advanced Management Consoleエージェントをアンインストールし、デスクトップからすべてのJava Usage Trackerプロパティ・ファイルを削除できます。

sudo bash ${AMC_DIR}/bin/AMCAgent.sh -remove

macOSでは、-removeコマンドを実行して、Advanced Management Consoleエージェントをアンインストールし、Advanced Management Consoleサーバー上のすべてのJava Usage Trackerプロパティ・ファイルを削除できます。

1. 次のコマンドを実行します。

   sudo ${AMC_DIR}/bin/AMCAgent.sh -remove

   エージェントは、アンインストールの前に、Advanced Management Consoleサーバー上のそれ自体を登録解除しようとします。サーバー上でエージェントが登録解除されると、デスクトップ上のすべてのJava Usage Tracker構成ファイル(usagetracker.properties)も削除されます。

   Advanced Management Consoleサーバーに到達できない場合は、このことにより、アンインストールが行き詰まるか失敗します。この場合は、${AMC_DIR}/bin/AMCAgent.sh -forceremoveコマンドを使用し、最初に登録解除せずに、エージェントを強制的にアンインストールできます。

   次のシナリオではAMCAgent.sh -forceremoveコマンドを実行する必要があります。

   • ${AMC_DIR}/bin/AMCAgent.sh -removeコマンドを使用してエージェント・サービスをアンインストールできなかった場合は、${AMC_DIR}/bin/AMCAgent.sh -forceremoveコマンドを実行して強制的にエージェントをアンインストールします。

   • エージェントがサーバー上に正常に登録されなかった場合、AMCAgent.sh -forceremoveコマンドを実行して、エージェントをアンインストールする必要があります。AMCAgent.sh -forceremoveはこのようなシナリオでは役立ちません。

-removeを実行してWindowsおよびmacOSでAdvanced Management Consoleエージェントをアンインストールした後、Advanced Management Consoleを使用して、Advanced Management Consoleサーバーに接続できないデスクトップを削除できます。

1. Advanced Management Console UIで、「デスクトップ」タブをクリックします。
2. 「表示」ドロップダウン・リストから「デスクトップ」が選択されていることを確認します。
   「その他のアクション」 ボタンは、「デスクトップ」 表示オプションを設定した場合のみ使用可能です。
3. 「表」アイコンが選択されていることを確認します。
4. (オプション)登録解除するデスクトップのみを示すように、フィルタ条件を設定します。
   1. 「条件の追加」をクリックします。
   2. フィルタを選択し、選択した各フィルタに値を設定します。
5. 「デスクトップ」表で、デスクトップの横にあるチェックボックスを選択して、登録解除するデスクトップを選択します。
6. 「その他のアクション」をクリックしてから「デスクトップの登録解除」を選択して、「デスクトップの登録解除」ダイアログを表示します。
7. 次のいずれかのオプションを選択して、ターゲット・デスクトップを選択します。
   • 選択済のデスクトップ: 選択済のデスクトップの数を示します。
   • すべてのフィルタ処理済デスクトップ: 含まれるフィルタ処理済デスクトップの数を示します。
8. 「確認」をクリックします。
   選択したデスクトップまたはフィルタリングされたすべてのデスクトップが登録解除されます。