8 Advanced Management Console に対するJava使用状況トラッカの設定

Windows、macOSおよびLinuxオペレーティング・システムのAdvanced Management Console に対してJava使用状況トラッカを設定できます。Advanced Management Consoleエージェントは、エージェント管理のWindowsデスクトップ、macOSデスクトップおよびLinuxデスクトップでUsage Trackerを自動的に有効にします。サポートされていないプラットフォームでは、Java Usage Trackerを手動で構成できます。

このトピックには、Windows、macOSおよびLinuxオペレーティング・システムでのAdvanced Management Console に対するJava使用状況トラッカの構成について説明する、次の各項が含まれています。

Windows、macOSおよびLinuxデスクトップでのJava Usage Trackerの設定

Advanced Management Consoleエージェントは、サポートされているプラットフォーム上のエージェント管理デスクトップでJava Usage Trackerを自動的に構成します。

サポートされるプラットフォームのリストは、「Advanced Management Consoleコンポーネントのソフトウェアの前提条件とシステム要件」を参照してください。

Advanced Management Consoleバージョン2.5以降、エージェントは、ユーザー・データグラム・プロトコル(UDP)を介してレコードをAdvanced Management Consoleサーバーに直接送信するのではなく、Advanced Management ConsoleエージェントにレポートするようJava Usage Trackerを構成します。エージェントは、httpsを介してレコードをAdvanced Management Consoleサーバーに再送信します。Java使用状況トラッカにより、デスクトップ上にあるすべてのJREがそのJava使用状況データをAdvanced Management Console サーバーに必ず送信するようになります。

ノート:

Advanced Management Console がクラスタ内で実行されていると、エージェントはロード・バランサと通信し、Java使用状況トラッカ・レコードのUDPリスナーはサポートされない可能性があります。

サポートされないエージェント・プラットフォームでのJava Usage Trackerの設定

Advanced Management Consoleでは、systemdまたはupstartサービス管理フレームワークを含むLinuxディストリビューションがサポートされます。サポートされていないディストリビューションの場合は、Java Usage Trackerを手動で構成できます。

  1. https://wls-hostname:port/amcwebuiとブラウザに入力します。ここで、wls-hostnameおよびportはOracle WebLogic ServerのDNS名およびリスニング・ポート番号です。
  2. 管理者の資格証明を使用して、AMC UIにログインします。
  3. 「構成」タブをクリックして、「設定」サブタブをクリックします。
  4. 「usagetracker.propertiesファイルのダウンロード」をクリックしてファイルをダウンロードします。
  5. デスクトップにインストールされたJREごとに、このusagetracker.propertiesファイルを{JRE_HOME}/lib/managementにコピーしてJava使用状況トラッカを有効にします。

ダウンロードしたusagetracker.propertiesファイルには、AMCで必要なJava Usage Trackerのパラメータ(ポート番号、セパレータ)があります。usagetracker.propertiesファイルを自身で作成する場合、AMC「設定」タブに表示されるパラメータを指定します。

ノート:

Advanced Management Console には、usagetracker.propertiesファイルのcom.oracle.usagetracker.additionalProperties設定からのデータは組み込まれません。