1 JDK Mission Controlの新機能

JDK Mission Control (JMC)は、Javaアプリケーションの管理、モニター、プロファイリングおよびトラブルシューティングのための高度なツール・セットです。

JMCリリース7では、次の重要な機能が導入されています。リリースの詳細は、JMC 7リリース・ノートを参照してください。

  • オープン・ソース: オープン・ソース・コミュニティは、OpenJDK Mission Controlプロジェクトの一環としてJMC 7を開発するようになりました。OpenJDKとOracle JDKの両方のユーザーが個別にダウンロードできます。
  • スタンドアロンJMC: JMC 7は個別のダウンロードとして利用でき、JDKにバンドルされなくなりました。JMCには、ランタイムとしてJDK 8 (64ビット)以上が必要です。
  • 自動分析: JMCではフライト記録の自動分析が提供されます。アプリケーションの機能およびパフォーマンスの問題の検出に役立つルールとヒューリスティックが提供されます。分析レポートには、チューニングのヒント、詳細な説明、および詳細情報へのリンクが含まれ、アプリケーションの問題を解決するのに役立ちます。
  • 新規ナビゲーション: ページ間のナビゲーションがアウトライン・ビューに移動されました。個々の分析ルールがページに関連付けられ、アイコンをクリックするとそのページに関する情報が表示されます。
  • カスタム・ルール: プラグイン開発環境(PDE)を使用してカスタム・ルールを作成し、記録の分析を自動化します。
  • 構成可能なスタック・トレース・ビュー: スタック・トレースは、別個の構成可能なビューになりました。スタック・トレース・ビューでは、選択したものがスタック・トレースの集まりとしてユーザー・インタフェースに表示されます。
  • カスタム・ページ: 必要なJFRページをコンテキスト・クリックし、データの複雑なフィルタ処理、グループ化およびソートを実行できるカスタム・ページを作成します。特定のイベント・タイプ用のカスタマ・ページをイベント・ブラウザから作成することもできます。
  • 保存された選択: ユーザー・インタフェースを選択にフォーカスさせ、選択を保存して他のページで再利用することが可能になりました。保存された選択で、イベント・タイプ、選択によって表される実際のイベント、選択にまたがる時間範囲など、選択に関連付けられたあらゆる種類の側面が取得されます。