リリースノート Sun Java™ Wireless Toolkit for CLDC
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Sun Java Wireless Toolkit for CLDC は、これまで J2METM Wireless Toolkit と呼ばれていた、MIDP アプリケーションを作成するためのツールのセットです。次の 3 つの主要なコンポーネントから構成されています。
Sun Java Wireless Toolkit for CLDC は、標準 API を介して公開される優れた機能を実装しています。JCPTM (Java Community ProcessTM) プログラムを通じて、次の API が定義されています。
このリリースの Sun Java Wireless Toolkit には、ツールキットの外部 API 機能の一部として、Nokia の Scalable Network Application Package (SNAP) Mobile API および SNAP Mobile サンプルアプリケーションが含まれています。SNAP Mobile は、ネットワークに接続されたコミュニティー対応のマルチプレーヤーゲームの作成をサポートする、クライアントソフトウェアとサーバーインフラストラクチャーの組み合わせです。詳細については、SNAP Mobile の Web サイト (http://snapmobile.nokia.com/) を参照してください。Emulation Environment (SNAP Mobile の開発リソースとサポート) は、http://www.forum.nokia.com/games/snapmobile で入手できます。詳細は、「SNAP Mobile Emulation Environment のインストール」を参照してください。
Sun Java Wireless Toolkit for CLDC を使用してアプリケーションを開発する方法の詳細は、『ユーザーズガイド』を参照してください。
マルチユーザー機能により、同じマシン上の複数のユーザーがインストールされている 1 つの Wireless Toolkit を使用できます。インストーラは製品をインストールしたあと、ユーザーアカウントごとに、インストールファイルのサブセットをインストールディレクトリから個別の作業用ディレクトリ (j2mewtk) にコピーします。作業用ディレクトリのデフォルトの場所 (workdir) は、一般的に次のいずれかの場所になります。
Windows: | C:\Documents and Settings\User\j2mewtk\2.5.2 (User はユーザーのアカウント名) |
Linux: | ~/j2mewtk/2.5.2 (~ はユーザーのホームディレクトリ) |
一般的に、作業用ディレクトリは、ユーザーがアプリケーションを作成したり、カスタマイズを行なったりするために使用します。この機能の詳細は、『ユーザーズガイド』を参照してください。
この節では、Sun Java Wireless Toolkit for CLDC を実行するためのシステム要件について説明します。
SDK や JRE ソフトウェアをダウンロードするには、http://java.sun.com/javase/ja/6/download.html にアクセスしてください。
SDK や JRE ソフトウェアをダウンロードするには、http://java.sun.com/javase/ja/6/download.html にアクセスしてください。
最小のハードウェア要件を次に示します。
説明したとおりに、適切な Java SE 環境がインストールされていることを確認してください。
インストーラを実行します。インストーラの指示に従ってください。
SNAP Mobile サンプルアプリケーションを正しく実行するには、SNAP Mobile Emulation Environment をダウンロードして、インストールし、起動する必要があります。次の手順に従って、エミュレーション環境をダウンロードし、実行します。
http://www.forum.nokia.com/games/snapmobile
にアクセスしてログインします。必要な場合は、最初にアカウントを作成します。\SNAPMobile\tools\ServerEmulator\
java -jar sm-emu.jar
エミュレーション環境が起動し、localhost:8080 で HTTP による接続を待機します。SnapMobileSample アプリケーションを実行します。アプリケーションは、このポートでサーバーエミュレータに接続します。test1
、test2
などの設定済みのテストアカウント (パスワードは test
) のいずれかを使用してログインできます。また、「login」画面の「create account」を使用して、新しいアカウントを作成することもできます。
インストーラによって、新しいプログラムグループ Sun Java Wireless Toolkit 2.5.1 for CLDC が作成されます。このグループには、次の別名が含まれています。
米国では、2007 年に始まる夏時間 (DST) が変更される予定です。「2005年エネルギー政策法 (US Energy Policy Act of 2005)」 では、DST を 3 月の第 2 日曜日から 11 月の 第 1 日曜日まで実施するよう求めています。2007 年の開始日と終了日は、それぞれ 3 月 11 日と 11 月 4 日になります。これらの日付は、以前の DST の開始日および終了日と異なります。2006 年は、それぞれ 4 月の第 1 日曜日 (2006 年 4 月 2 日) と 10 月の最終日曜日 (2006 年 10 月 29 日) でした。
このリリースでは、日時の変更が正しく処理されるように、仮想マシン (VM) で DST ルールを更新します。
詳細は、「U.S. Daylight Saving Time Changes in 2007」を参照してください。
このリストは、既知のバグを完全に網羅しているわけではありません。ツールキットの使用中に開発者が遭遇する可能性の高いバグを記載しています。
バグ ID | 説明 |
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6415233 | MMAPI MPEG プレーヤーの実装が不安定です。MMAPI TCK api/javax_microedition/media/Player/* テストパッケージの実行中に、エラーが散発的に発生します。エラーには再現性がありません。 |
6511054 | Bingo Bluetooth のサンプルは、null ポインタの例外をスローします。Bluetooth デバイスがサービスを提供していない場合、メソッド DiscoveryAgent.searchServices(...) を呼び出すと NullPointerException がスローされることがあります。 |
6532775 | Linux で、キーボードのキーを押したままにしても、リピートのイベントが生成されません。このため、テスト com.motorola.tck.test.api.javax.microedition.MIDP2.1.interactive.CanvasRepeatEventTest は失敗します。マウスを使って、エミュレータのキーを押したままにすると、テストは合格します。 |
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一般的な質問に対する回答については、FAQ を参照してください。
このリリースに関してのご意見は、developer.sun.com からお寄せください。
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