目次 | 前の項目 | 次の項目 Java 2D API



第 3 章

幾何学的図形

Java 2DTM API では、点、直線、曲線、矩形など、基本的な幾何学的オブジェクトを定義するクラスがいくつか提供されています。新しい幾何図形クラスは、java.awt.geom パッケージに含まれています。下位互換のため、RectanglePointPolygon など、旧バージョンの JDK で提供されていた幾何図形クラスも、java.awt パッケージに残っています。

GeneralPathArc2DRectangle2D など Java 2D API の幾何図形は、java.awt で定義されている Shape インタフェースを実装しています。Shape では、幾何学的なパスを持つオブジェクトを記述したり検査したりするための、共通のプロトコルが提供されています。新しいインタフェースの PathIterator は、幾何図形から要素を抽出するためのメソッドを定義しています。

幾何図形クラスを使うと、ほとんどすべての 2 次元オブジェクトを、簡単に定義して操作できます。



目次 | 前の項目 | 次の項目
Copyright © 1997-1999 Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved.