パッケージ org.omg.PortableInterceptor

ORB サービスが ORB の通常の実行フローを遮断できるようにするための ORB フックを登録する機構を提供します。

参照:
説明

インタフェースの概要

ClientRequestInfo	クライアント側の要求インタセプタがアクセスできる要求情報です。
ClientRequestInfoOperations	クライアント側の要求インタセプタがアクセスできる要求情報です。
ClientRequestInterceptor	クライアント側の要求インタセプタです。
ClientRequestInterceptorOperations	クライアント側の要求インタセプタです。
Current	Portable Interceptors Current (PICurrent とも呼ばれる) は、単なるスロットテーブルにすぎません。
CurrentOperations	Portable Interceptors Current (PICurrent とも呼ばれる) は、単なるスロットテーブルにすぎません。
Interceptor	すべてのポータブルインタセプタがインターセプタを実装します。
InterceptorOperations	すべてのポータブルインタセプタがインタセプタを実装します。
IORInfo	サーバ側の ORB サービスが IOR の作成時に適切なポリシーにアクセスしたり、コンポーネントを追加したりできるようにします。
IORInfoOperations	サーバ側の ORB サービスが IOR の作成時に適切なポリシーにアクセスしたり、コンポーネントを追加したりできるようにします。
IORInterceptor	IOR 内のプロファイルに格納されるタグ付きコンポーネントの作成に使用されるインタセプタです。
IORInterceptorOperations	IOR 内のプロファイルに格納されるタグ付きコンポーネントの作成に使用されるインタセプタです。
LOCATION_FORWARD	org/omg/PortableInterceptor/LOCATION_FORWARD.java。
ORBInitializer	インタセプタの登録と ORB の初期化を容易にします。
ORBInitializerOperations	インタセプタの登録と ORB の初期化を容易にします。
ORBInitInfo	各 ORBInitializer に渡されて、ORB が初期化しているときにインタセプタを登録したり、他の処理を実行したりできるようにします。
ORBInitInfoOperations	各 ORBInitializer に渡されて、ORB が初期化しているときにインタセプタを登録したり、他の処理を実行したりできるようにします。
PolicyFactory	ポリシー型が CORBA.ORB.create_policy を使って作成されるようにします。
PolicyFactoryOperations	ポリシー型が CORBA.ORB.create_policy を使って作成されるようにします。
RequestInfo	インタセプタがアクセスできる要求情報です。
RequestInfoOperations	インタセプタがアクセスできる要求情報です。
ServerRequestInfo	サーバ側の要求インタセプタがアクセスできる要求情報です。
ServerRequestInfoOperations	サーバ側の要求インタセプタがアクセスできる要求情報です。
ServerRequestInterceptor	サーバ側の要求インタセプタです。
ServerRequestInterceptorOperations	サーバ側の要求インタセプタです。
SUCCESSFUL	org/omg/PortableInterceptor/SUCCESSFUL.java。
SYSTEM_EXCEPTION	org/omg/PortableInterceptor/SYSTEM_EXCEPTION.java。
TRANSPORT_RETRY	org/omg/PortableInterceptor/TRANSPORT_RETRY.java。
USER_EXCEPTION	org/omg/PortableInterceptor/USER_EXCEPTION.java。

クラスの概要

CurrentHelper	Portable Interceptors Current (PICurrent とも呼ばれる) は、単なるスロットテーブルにすぎません。
ForwardRequestHelper	org/omg/PortableInterceptor/ForwardRequestHelper.java。
InvalidSlotHelper	org/omg/PortableInterceptor/InvalidSlotHelper.java。

例外の概要

ForwardRequest	org/omg/PortableInterceptor/ForwardRequest.java。
InvalidSlot	org/omg/PortableInterceptor/InvalidSlot.java。

パッケージ org.omg.PortableInterceptor の説明

ORB サービスが ORB の通常の実行フローを遮断できるようにするための ORB フックを登録する機構を提供します。

インタセプタの種類

登録できるインタセプタは、現時点で次の 3 種類あります。

• IORInterceptor - IOR 内のプロファイルに格納されるタグ付きコンポーネントの作成に使用される
• ClientRequestInterceptor - クライアント側で ORB を介して要求/応答シーケンスの流れを遮断する
• ServerRequestInterceptor - サーバ側で ORB を介して要求/応答シーケンスの流れを遮断する

インタセプタの登録手順については、ORBInitializer クラスの javadoc を参照してください。

org.omg.PortableInterceptor パッケージの既知の制限/実装されていないメソッド

• RequestInfo
  • sync_scope(): 常に SYNC_WITH_TRANSPORT を返す
  • arguments(): DII/DSI 呼び出しに対してだけサポートされている
  • exceptions(): クライアント側の DII 呼び出しに対してだけサポートされている。サーバ側ではサポートされていない
  • contexts(): クライアント側の DII 呼び出しに対してだけサポートされている。サーバ側ではサポートされていない (ORB がコンテキストを送信しないため)
  • operation_context(): クライアント側の DII 呼び出しに対してだけサポートされている。サーバ側ではサポートされていない (ORB がコンテキストを送信しないため)
  • result(): DII/DSI 呼び出しに対してだけサポートされている
• ClientRequestInfo
  • received_exception_id(): DII の場合は常に null を返す
  • get_request_policy(int type): 実装されていない
• ServerRequestInfo
  • sending_exception(): DSI 以外の場合はサーバ側でのユーザ例外をサポートしていない

パッケージの仕様

Java 2 Platform, Standard Edition, v.1.4 が準拠している正式な OMG 仕様のサポート済みのセクションについては、「J2SE 1.4 における CORBA サポートの正式な仕様」を参照してください。

導入されたバージョン:

1.4