java.util
インタフェース Iterator<E>

既知のサブインタフェースの一覧:

ListIterator<E>

既知の実装クラスの一覧:

BeanContextSupport.BCSIterator, Scanner

public interface Iterator<E>

コレクションの反復子です。反復子は、Java Collections Framework において Enumeration の代わりとなります。反復子は、以下の 2 つの点で列挙と異なります。

• 反復子を使用すると、明確なセマンティクスに基づく繰り返し処理の間に、呼び出し側は基本となるコレクションから要素を削除できる
• メソッド名が改良されている

このインタフェースは、Java Collections Framework のメンバです。

導入されたバージョン:

1.2

関連項目:

Collection, ListIterator, Enumeration

メソッドの概要

boolean	hasNext() 繰り返し処理でさらに要素がある場合に true を返します。
E	next() 繰り返し処理で次の要素を返します。
void	remove() 基になるコレクションから、反復子によって最後に返された要素を削除します (任意のオペレーション)。

メソッドの詳細

hasNext

boolean hasNext()

繰り返し処理でさらに要素がある場合に true を返します。つまり、next が例外をスローしないで要素を返す場合に true を返します。

戻り値:

反復子がさらに要素を持つ場合は true

next

E next()

繰り返し処理で次の要素を返します。hasNext() メソッドが false を返すまでこのメソッドを繰り返し呼び出すと、基になるコレクション内の各要素が一度だけ返されます。

戻り値:

繰り返し処理で次の要素

例外:

NoSuchElementException - 繰り返し処理でそれ以上要素がない場合

remove

void remove()

基になるコレクションから、反復子によって最後に返された要素を削除します (任意のオペレーション)。このメソッドは、next の呼び出しごとに 1 回だけ呼び出すことができます。反復子の動作は、繰り返し処理がこのメソッドの呼び出し以外の方法で実行されているときに基になるコレクションが変更された場合は保証されません。

例外:

UnsupportedOperationException - Iterator が remove オペレーションをサポートしない場合

IllegalStateException - next メソッドがまだ呼び出されていないか、next メソッドの最後の呼び出しのあとに remove メソッドがすでに呼び出されている場合