javax.net.ssl
クラス TrustManagerFactory

java.lang.Object
  javax.net.ssl.TrustManagerFactory

public class TrustManagerFactory
extends Object

このクラスは、信頼データのソースに基づいて、信頼マネージャのファクトリとして機能します。各信頼マネージャは、セキュアソケットが使用する信頼データを管理します。信頼データは、キーストア、またはプロバイダ固有のソース、あるいはその両方に基づきます。

導入されたバージョン:

1.4

関連項目:

TrustManager

コンストラクタの概要

protected

TrustManagerFactory(TrustManagerFactorySpi factorySpi, Provider provider, String algorithm) TrustManagerFactory オブジェクトを作成します。

メソッドの概要

String	getAlgorithm() この TrustManagerFactory オブジェクトのアルゴリズム名を返します。
static String	getDefaultAlgorithm() デフォルトの TrustManagerFactory アルゴリズム名を取得します。
static TrustManagerFactory	getInstance(String algorithm) 指定された信頼管理アルゴリズムを実装する TrustManagerFactory オブジェクトを生成します。
static TrustManagerFactory	getInstance(String algorithm, Provider provider) 指定されたプロバイダから、指定された信頼管理アルゴリズムの TrustManagerFactory オブジェクトを作成します。
static TrustManagerFactory	getInstance(String algorithm, String provider) 指定されたプロバイダから、指定された信頼管理アルゴリズムの TrustManagerFactory オブジェクトを作成します。
Provider	getProvider() この TrustManagerFactory オブジェクトのプロバイダを返します。
TrustManager[]	getTrustManagers() 信頼データの種類ごとに 1 つの信頼マネージャを返します。
void	init(KeyStore ks) 証明書発行局と関連する信頼データのソースを使用して、このファクトリを初期化します。
void	init(ManagerFactoryParameters spec) プロバイダ固有の信頼データのソースを使用して、このファクトリを初期化します。

クラス java.lang.Object から継承されたメソッド

clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

コンストラクタの詳細

TrustManagerFactory

protected TrustManagerFactory(TrustManagerFactorySpi factorySpi,
                              Provider provider,
                              String algorithm)

TrustManagerFactory オブジェクトを作成します。

パラメータ:

factorySpi - 委譲先

provider - プロバイダ

algorithm - アルゴリズム

メソッドの詳細

getDefaultAlgorithm

public static final String getDefaultAlgorithm()

デフォルトの TrustManagerFactory アルゴリズム名を取得します。

デフォルトの TrustManager は、ssl.TrustManagerFactory.algorithm セキュリティプロパティの値を目的のアルゴリズム名に設定することによって、実行時に変更できます。アルゴリズム名は、Java セキュリティプロパティファイルで設定するか、Security.setProperty(String, String) を呼び出すことによって設定します。

戻り値:

Java セキュリティプロパティファイルに指定されているデフォルトのアルゴリズム名。プロパティが存在しない場合は、実装固有のデフォルト

getAlgorithm

public final String getAlgorithm()

この TrustManagerFactory オブジェクトのアルゴリズム名を返します。

この TrustManagerFactory オブジェクトを作成した getInstance 呼び出しで指定されたアルゴリズム名が返されます。

戻り値:

この TrustManagerFactory オブジェクトのアルゴリズム名

getInstance

public static final TrustManagerFactory getInstance(String algorithm)
                                             throws NoSuchAlgorithmException

指定された信頼管理アルゴリズムを実装する TrustManagerFactory オブジェクトを生成します。

要求された信頼管理アルゴリズムの実装をデフォルトのプロバイダパッケージが提供している場合は、その実装を含む TrustManagerFactory のインスタンスが返されます。デフォルトのプロバイダパッケージで目的のアルゴリズムが提供されていない場合には、ほかのプロバイダパッケージが検索されます。

パラメータ:

algorithm - 要求された信頼管理アルゴリズムの標準名

戻り値:

新しい TrustManagerFactory オブジェクト

例外:

NoSuchAlgorithmException - 指定されたアルゴリズムが、デフォルトのプロバイダパッケージにも、検索したほかのプロバイダパッケージにもない場合

getInstance

public static final TrustManagerFactory getInstance(String algorithm,
                                                    String provider)
                                             throws NoSuchAlgorithmException,
                                                    NoSuchProviderException

指定されたプロバイダから、指定された信頼管理アルゴリズムの TrustManagerFactory オブジェクトを作成します。

パラメータ:

algorithm - 要求された信頼管理アルゴリズムの標準名

provider - プロバイダ名

戻り値:

新しい TrustManagerFactory オブジェクト

例外:

NoSuchAlgorithmException - 指定されたプロバイダに指定されたアルゴリズムがない場合

NoSuchProviderException - 指定されたプロバイダが設定されていない場合

IllegalArgumentException - プロバイダの名前が null か空の場合

getInstance

public static final TrustManagerFactory getInstance(String algorithm,
                                                    Provider provider)
                                             throws NoSuchAlgorithmException

指定されたプロバイダから、指定された信頼管理アルゴリズムの TrustManagerFactory オブジェクトを作成します。

パラメータ:

algorithm - 要求された信頼管理アルゴリズムの標準名

provider - プロバイダのインスタンス

戻り値:

新しい TrustManagerFactory オブジェクト

例外:

NoSuchAlgorithmException - 指定されたプロバイダに指定されたアルゴリズムがない場合

IllegalArgumentException - provider が null の場合

getProvider

public final Provider getProvider()

この TrustManagerFactory オブジェクトのプロバイダを返します。

戻り値:

この TrustManagerFactory オブジェクトのプロバイダ

init

public final void init(KeyStore ks)
                throws KeyStoreException

証明書発行局と関連する信頼データのソースを使用して、このファクトリを初期化します。

プロバイダは通常、キーストアを使用して信頼を判断します。

より柔軟に初期化を行うには、init(ManagerFactoryParameters) を参照してください。

パラメータ:

ks - キーストア、または null

例外:

KeyStoreException - この処理が失敗した場合

init

public final void init(ManagerFactoryParameters spec)
                throws InvalidAlgorithmParameterException

プロバイダ固有の信頼データのソースを使用して、このファクトリを初期化します。

一部のプロバイダでは、キーストア以外に、初期化パラメータを必要とすることがあります。このようなプロバイダの場合は、プロバイダに定義された ManagerFactoryParameters 実装を渡す必要があります。プロバイダは、ManagerFactoryParameters 実装のメソッドを呼び出して、必要な情報を取得します。

パラメータ:

spec - プロバイダ固有のパラメータ仕様の実装

例外:

InvalidAlgorithmParameterException - エラーが発生した場合

getTrustManagers

public final TrustManager[] getTrustManagers()

信頼データの種類ごとに 1 つの信頼マネージャを返します。

戻り値:

信頼マネージャ