モジュール java.base

パッケージ java.nio.file.attribute

ファイルおよびファイル・システム属性へのアクセスを提供するインタフェースとクラスです。
属性ビュー
属性ビュー 説明
AttributeView ファイル・システム内のオブジェクトに関連付けられた不透明でない値の読み取りまたは更新が可能
FileAttributeView ファイル属性の読み取りまたは更新が可能
BasicFileAttributeView ファイル属性の基本セットの読み取りまたは更新が可能
PosixFileAttributeView POSIXで定義されたファイル属性の読み取りまたは更新が可能
DosFileAttributeView FATファイル属性の読み取りまたは更新が可能
FileOwnerAttributeView ファイルの所有者の読み取りまたは更新が可能
AclFileAttributeView アクセス制御リストの読み取りまたは更新が可能
UserDefinedFileAttributeView ユーザー定義のファイル属性の読み取りまたは更新が可能
FileStoreAttributeView ファイル・システム属性の読み取りまたは更新が可能

属性ビューは、ファイル・システム内のオブジェクトに関連付けられた不透明でない値(メタデータ)の読取り専用または更新可能なビューを提供します。 FileAttributeViewインタフェースは、特定のファイル属性のセットを表示するいくつかの他のインタフェースによって拡張されています。 FileAttributeViewsを選択するには、必要なビューを識別するための型トークンを使ってFiles.getFileAttributeView(java.nio.file.Path, java.lang.Class<V>, java.nio.file.LinkOption...)メソッドを呼び出します。 ビューは、名前で識別することもできます。 FileStoreAttributeViewインタフェースは、ファイル・ストア属性へのアクセスを提供します。 指定された型のFileStoreAttributeViewを取得するには、FileStore.getFileStoreAttributeView(java.lang.Class<V>)メソッドを呼び出します。

BasicFileAttributeViewクラスは、多くのファイル・システムに共通するファイル属性の基本セットの読取りと更新を行うメソッドを定義します。

PosixFileAttributeViewインタフェースは、Portable Operating System Interface (POSIX)の標準ファミリを実装するファイル・システムとオペレーティング・システムによって一般的に使用されるファイル属性にアクセスするメソッドを定義することによってBasicFileAttributeViewを拡張します。

DosFileAttributeViewクラスは、コンシューマ・デバイスで一般的に使用されるFile Allocation Table (FAT)などのファイル・システムでサポートされているレガシー「DOS」ファイル属性にアクセスするメソッドを定義することによってBasicFileAttributeViewを拡張します。

AclFileAttributeViewクラスは、アクセス制御リスト(ACL)ファイル属性の読取りと書込みを行うメソッドを定義します。 このファイル属性ビューによって使用されるACLモデルは、RFC 3530: Network File System (NFS) version 4 Protocolで定義されるモデルに基づいています。

このパッケージでは、属性ビューのほかに、属性へのアクセス時に使用されるクラスおよびインタフェースも定義しています。

  • UserPrincipalおよびGroupPrincipalインタフェースは、識別情報またはグループ識別情報を表します。
  • UserPrincipalLookupServiceインタフェースは、ユーザーまたはグループ主体を検索するメソッドを定義します。
  • FileAttributeインタフェースは、ファイル・システム内のオブジェクトの作成時に属性値が原子的に設定される必要がある場合のための属性の値を表します。

ほかで指定がない場合、null引数をこのパッケージの任意のクラスまたはインタフェースのメソッドまたはコンストラクタへ渡すと、NullPointerExceptionがスローされます。

導入されたバージョン:
1.7