- java.lang.Object
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- java.lang.Number
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- java.lang.Byte
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- すべての実装されたインタフェース:
Serializable,Comparable<Byte>
public final class Byte extends Number implements Comparable<Byte>
Byteクラスは、プリミティブ型byteの値をオブジェクトにラップします。Byte型のオブジェクトには、型がbyteの単一フィールドが含まれます。さらに、このクラスは、
byteをStringに、Stringをbyteに、そしてbyteを扱うときに有用な他の定数およびメソッドに変換するいくつかのメソッドを提供します。
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メソッドのサマリー
修飾子と型 メソッド 説明 bytebyteValue()このByteの値をbyteとして返します。static intcompare(byte x, byte y)2つのbyte値を数値的に比較します。intcompareTo(Byte anotherByte)2つのByteオブジェクトを数値的に比較します。static intcompareUnsigned(byte x, byte y)値を数値として扱う2つのbyte値を符号なしとして比較します。static Bytedecode(String nm)StringをByteにデコードします。doubledoubleValue()このByteの拡張プリミティブ変換後の値をdoubleとして返します。booleanequals(Object obj)このオブジェクトを指定されたオブジェクトと比較します。floatfloatValue()このByteの拡張プリミティブ変換後の値をfloatとして返します。inthashCode()このByteのハッシュ・コード(intValue()を呼び出した場合の結果と等しくなる)を返します。static inthashCode(byte value)Byte.hashCode()との互換性がある、byte値のハッシュ・コードを返します。intintValue()このByteの拡張プリミティブ変換後の値をintとして返します。longlongValue()このByteの拡張プリミティブ変換後の値をlongとして返します。static byteparseByte(String s)文字列の引数を符号付き10進数byteとして構文解析します。static byteparseByte(String s, int radix)2番目の引数に指定された基数をもとにして、文字列の引数を符号付きbyteとして構文解析します。shortshortValue()このByteの拡張プリミティブ変換後の値をshortとして返します。StringtoString()このByteの値を表すStringオブジェクトを返します。static StringtoString(byte b)指定されたbyteを表す新しいStringオブジェクトを返します。static inttoUnsignedInt(byte x)符号なし変換によって、その引数をintに変換します。static longtoUnsignedLong(byte x)符号なし変換によって、その引数をlongに変換します。static BytevalueOf(byte b)指定されたbyte値を表すByteインスタンスを返します。static BytevalueOf(String s)特定のStringにより指定された値を保持するByteオブジェクトを返します。static BytevalueOf(String s, int radix)2番目の引数で指定された基数を使用した構文解析時に、指定されたStringから抽出された値を保持するByteオブジェクトを返します。
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フィールドの詳細
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MIN_VALUE
public static final byte MIN_VALUE
byteに設定可能な最小値 -27を保持する定数。- 関連項目:
- 定数フィールド値
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MAX_VALUE
public static final byte MAX_VALUE
byteに設定可能な最大値27-1を保持する定数。- 関連項目:
- 定数フィールド値
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SIZE
public static final int SIZE
2の補数バイナリ形式でbyte値を表すのに使用されるビット数。- 導入されたバージョン:
- 1.5
- 関連項目:
- 定数フィールド値
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BYTES
public static final int BYTES
2の補数バイナリ形式でbyte値を表すために使用されるバイト数。- 導入されたバージョン:
- 1.8
- 関連項目:
- 定数フィールド値
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コンストラクタの詳細
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Byte
@Deprecated(since="9") public Byte(byte value)
非推奨。このコンストラクタを使用することはほとんどありません。 静的ファクトリvalueOf(byte)は、より良いスペースと時間のパフォーマンスをもたらす可能性が高いため、通常はより良い選択です。指定されたbyte値を表す、新しく割り当てられたByteオブジェクトを構築します。- パラメータ:
value-Byteによって表される値。
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Byte
@Deprecated(since="9") public Byte(String s) throws NumberFormatException
非推奨。このコンストラクタを使用することはほとんどありません。 文字列をbyteプリミティブに変換するにはparseByte(String)を使用し、文字列をByteオブジェクトに変換するにはvalueOf(String)を使用します。Stringパラメータで示されるbyte値を表す、新しく割り当てられたByteオブジェクトを構築します。 文字列は、基数10でparseByteメソッドを使用するのと同じようにbyte値に変換されます。- パラメータ:
s-Byteに変換するString- 例外:
NumberFormatException-Stringが解析可能なbyteを含まない場合。
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メソッドの詳細
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toString
public static String toString(byte b)
指定されたbyteを表す新しいStringオブジェクトを返します。 基数は10と見なされます。- パラメータ:
b- 変換するbyte- 戻り値:
- 指定された
byteの文字列表現 - 関連項目:
Integer.toString(int)
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valueOf
public static Byte valueOf(byte b)
指定されたbyte値を表すByteインスタンスを返します。 新規Byteインスタンスが不要な場合、通常このメソッドがコンストラクタByte(byte)に優先して使用されます。その理由は、このメソッドではすべてのバイト値がキャッシュされるので、操作に必要な領域や時間がはるかに少なくて済む場合が多いためです。- パラメータ:
b- バイト値。- 戻り値:
bを表すByteインスタンス。- 導入されたバージョン:
- 1.5
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parseByte
public static byte parseByte(String s, int radix) throws NumberFormatException
2番目の引数に指定された基数をもとにして、文字列の引数を符号付きbyteとして構文解析します。 文字列内の文字はすべて、指定された基数の桁である必要があります(Character.digit(char, int)から負でない値が返されるかどうかで判定)。ただし先頭の文字だけは、負の値を示すASCIIマイナス記号'-'('\u002D')、正の値を示すASCIIプラス記号'+'('\u002B')のどちらであってもかまいません。 結果として得られるbyte値が返されます。以下に挙げる状況のどれかが発生した場合に、
NumberFormatException型の例外がスローされます。- 1番目の引数が
nullであるか、長さゼロの文字列である。 - radixが
Character.MIN_RADIXよりも小さいか、Character.MAX_RADIXよりも大きい。 - 文字列の中に、指定された基数による桁には使えない文字がある。ただし、文字列の長さが1よりも大きい場合は、1番目の文字がマイナス記号
'-'('\u002D')またはプラス記号'+'('\u002B')であってもかまわない。 - 文字列によって表される値が、
byte型の値ではない。
- パラメータ:
s- 解析対象のbyte表現を含むStringradix- 解析時に使用する基数s- 戻り値:
- 指定された基数での、文字列引数で表される
byte値 - 例外:
NumberFormatException- 文字列が解析可能なbyteを含まない場合。
- 1番目の引数が
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parseByte
public static byte parseByte(String s) throws NumberFormatException
文字列の引数を符号付き10進数byteとして構文解析します。 文字列内の文字はすべて、10進数の桁である必要があります。ただし先頭の文字だけは、負の値を示すASCIIマイナス記号'-'('\u002D')、正の値を示すASCIIプラス記号'+'('\u002B')のどちらであってもかまいません。 結果となるbyte値が返されます。これは、その引数と基数10がparseByte(java.lang.String, int)メソッドに引数として指定された場合とまったく同じです。- パラメータ:
s- 解析対象のbyte表現を含むString- 戻り値:
- 10進数の引数で表される
byte値 - 例外:
NumberFormatException- 文字列が解析可能なbyteを含まない場合。
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valueOf
public static Byte valueOf(String s, int radix) throws NumberFormatException
2番目の引数で指定された基数を使用した構文解析時に、指定されたStringから抽出された値を保持するByteオブジェクトを返します。 最初の引数は、2 番目の引数で指定された基数内の符号付きbyteを表しているとして解釈されます。これは、引数がparseByte(java.lang.String, int)メソッドに渡された場合とまったく同じです。 結果は、文字列により指定されたbyte値を表すByteオブジェクトになります。つまり、このメソッドが返す
Byteオブジェクトの値は、次の値に等しくなります。new Byte(Byte.parseByte(s, radix))- パラメータ:
s- 解析される文字列radix-sを解釈するときに使用される基数- 戻り値:
- 指定された基数での、文字列引数で表される値を保持する
Byteオブジェクト - 例外:
NumberFormatException-Stringが解析可能なbyteを含まない場合
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valueOf
public static Byte valueOf(String s) throws NumberFormatException
特定のStringにより指定された値を保持するByteオブジェクトを返します。 引数は、符号付きの10進数のbyteを表しているとして解釈されます。これは、その引数がparseByte(java.lang.String)メソッドに渡された場合とまったく同じです。 結果は、文字列により指定されたbyte値を表すByteオブジェクトになります。つまり、このメソッドが返す
Byteオブジェクトの値は、次の値に等しくなります。new Byte(Byte.parseByte(s))- パラメータ:
s- 解析される文字列- 戻り値:
- 文字列引数により表される値を保持する
Byteオブジェクト - 例外:
NumberFormatException-Stringが解析可能なbyteを含まない場合
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decode
public static Byte decode(String nm) throws NumberFormatException
StringをByteにデコードします。 次の文法の10進数、16進数、および8進数を指定できます。
DecimalNumeral、HexDigits、およびOctalDigitsは、『Java™言語仕様』のセクション3.10.1で規定されているとおりですが、桁間のアンダースコアが受け入れられない点は規定と異なります。- DecodableString:
- Signopt DecimalNumeral
- Signopt
0xHexDigits- Signopt
0XHexDigits- Signopt
#HexDigits- Signopt
0OctalDigits - Signopt
- Sign:
-+
オプションの符号と基数指示子のどちらかまたはその両方に続く文字シーケンス(
0x、0X、#、または先頭のゼロ)は、指定された基数(10、16、または8)でByte.parseByteメソッドを使う場合と同じように構文解析されます。 この文字シーケンスは正の数でなければならず、そうでない場合はNumberFormatExceptionがスローされます。 指定されたStringの最初の文字が負の符号である場合、生成された結果は否定されます。Stringに空白文字を指定することはできません。- パラメータ:
nm- デコードするString- 戻り値:
nmにより表されるbyte値を保持するByteオブジェクト- 例外:
NumberFormatException-Stringが解析可能なbyteを含まない場合。- 関連項目:
parseByte(java.lang.String, int)
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byteValue
public byte byteValue()
このByteの値をbyteとして返します。
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shortValue
public short shortValue()
このByteの拡張プリミティブ変換後の値をshortとして返します。- オーバーライド:
shortValue、クラス:Number- 戻り値:
- このオブジェクトが表す数値を
short型に変換した値。 - Java™言語仕様:
- 5.1.2 拡張プリミティブ変換
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intValue
public int intValue()
このByteの拡張プリミティブ変換後の値をintとして返します。
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longValue
public long longValue()
このByteの拡張プリミティブ変換後の値をlongとして返します。
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floatValue
public float floatValue()
このByteの拡張プリミティブ変換後の値をfloatとして返します。- 定義:
floatValue、クラス:Number- 戻り値:
- このオブジェクトが表す数値を
float型に変換した値。 - Java™言語仕様:
- 5.1.2 拡張プリミティブ変換
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doubleValue
public double doubleValue()
このByteの拡張プリミティブ変換後の値をdoubleとして返します。- 定義:
doubleValue、クラス:Number- 戻り値:
- このオブジェクトが表す数値を
double型に変換した値。 - Java™言語仕様:
- 5.1.2 拡張プリミティブ変換
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toString
public String toString()
このByteの値を表すStringオブジェクトを返します。 値は、符号付きの10進数表現に変換され、文字列として返されます。これは、byte値がtoString(byte)メソッドの引数として指定された場合とまったく同じです。
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hashCode
public int hashCode()
このByteのハッシュ・コード(intValue()を呼び出した場合の結果と等しくなる)を返します。- オーバーライド:
hashCode、クラス:Object- 戻り値:
- この
Byteのハッシュ・コード値 - 関連項目:
Object.equals(java.lang.Object),System.identityHashCode(java.lang.Object)
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hashCode
public static int hashCode(byte value)
Byte.hashCode()との互換性がある、byte値のハッシュ・コードを返します。- パラメータ:
value- ハッシュ対象の値- 戻り値:
byte値のハッシュ・コード値。- 導入されたバージョン:
- 1.8
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equals
public boolean equals(Object obj)
このオブジェクトを指定されたオブジェクトと比較します。 結果がtrueになるのは、引数がnullではなく、このオブジェクトと同じbyte値を含むByteオブジェクトである場合だけです。- オーバーライド:
equals、クラス:Object- パラメータ:
obj- 比較対象のオブジェクト- 戻り値:
- オブジェクトが同じである場合は
true、そうでない場合はfalse。 - 関連項目:
Object.hashCode()、HashMap
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compareTo
public int compareTo(Byte anotherByte)
2つのByteオブジェクトを数値的に比較します。- 定義:
compareTo、インタフェース:Comparable<Byte>- パラメータ:
anotherByte- 比較対象のByte。- 戻り値:
- この
Byteが引数Byteと等しい場合は値0、このByteが引数Byteより小さい数値の場合は0より小さい値、このByteが引数Byteより大きい数値の場合は0より大きい値(符号付きの比較)。 - 導入されたバージョン:
- 1.2
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compare
public static int compare(byte x, byte y)2つのbyte値を数値的に比較します。 返される値は、次から返される値と同じになります。Byte.valueOf(x).compareTo(Byte.valueOf(y))- パラメータ:
x- 比較する最初のbytey- 比較する2番目のbyte- 戻り値:
x == yの場合は値0、x < yの場合は0より小さい値、x> yの場合は0より大きい値- 導入されたバージョン:
- 1.7
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compareUnsigned
public static int compareUnsigned(byte x, byte y)値を数値として扱う2つのbyte値を符号なしとして比較します。- パラメータ:
x- 比較する最初のbytey- 比較する2番目のbyte- 戻り値:
x == yの場合は値0、符号なしの値としてx < yの場合は0より小さい値、符号なしの値としてx> yの場合は0より大きい値- 導入されたバージョン:
- 9
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toUnsignedInt
public static int toUnsignedInt(byte x)
符号なし変換によって、その引数をintに変換します。intへの符号なし変換では、intの上位24ビットがゼロになり、下位8ビットがbyte引数のビットに等しくなります。 その結果、ゼロおよび正のbyte値は、数値的に等しいint値にマッピングされ、負のbyte値は、入力プラス2 8に等しいint値にマッピングされます。- パラメータ:
x- 符号なしintに変換する値- 戻り値:
- 符号なし変換によって
intに変換された引数 - 導入されたバージョン:
- 1.8
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toUnsignedLong
public static long toUnsignedLong(byte x)
符号なし変換によって、その引数をlongに変換します。longへの符号なし変換では、longの上位56ビットがゼロになり、下位8ビットがbyte引数のビットに等しくなります。 結果として、ゼロおよび正のbyte値は、数値的に等しいlong値にマッピングされ、負のbyte値は、入力+2 8に等しいlong値にマッピングされます。- パラメータ:
x- 符号なしlongに変換する値- 戻り値:
- 符号なし変換によって
longに変換された引数 - 導入されたバージョン:
- 1.8
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