モジュール java.base
パッケージ java.net

クラスCookieHandler

  • 直系の既知のサブクラス:
    CookieManager

    public abstract class CookieHandler
    extends Object
    CookieHandlerオブジェクトは、HTTPプロトコル・ハンドラにHTTP状態管理ポリシー実装を組み込むためのコールバック・メカニズムを提供します。 HTTP状態管理メカニズムは、HTTPの要求と応答を使ってステートフル・セッションを作成する方法を指定します。

    「HTTP URLストリーム・プロトコル・ハンドラ」が使用するシステム全体のCookieHandlerは、CookieHandler.setDefault(CookieHandler)を実行することによって登録できます。 現在登録されているCookieHandlerを取得するには、CookieHandler.getDefault()を呼び出します。 HTTP状態管理の詳細については、RFC 2965: HTTP State Management Mechanismを参照してください。

    導入されたバージョン:
    1.5
    • コンストラクタのサマリー

      コンストラクタ 
      コンストラクタ 説明
      CookieHandler()  
    • メソッドのサマリー

      修飾子と型 メソッド 説明
      abstract Map<String,​List<String>> get​(URI uri, Map<String,​List<String>> requestHeaders)
      要求ヘッダー内に指定されたURIのCookieキャッシュから適用可能なすべてのCookieを取得します。
      static CookieHandler getDefault()
      システム全体のCookieハンドラを取得します。
      abstract void put​(URI uri, Map<String,​List<String>> responseHeaders)
      応答ヘッダー内に存在するSet-Cookie2という名前の応答ヘッダー・フィールドなど、適用可能なすべてのCookieをCookieキャッシュ内に設定します。
      static void setDefault​(CookieHandler cHandler)
      システム全体のCookieハンドラを設定(または設定解除)します。
    • コンストラクタの詳細

      • CookieHandler

        public CookieHandler()
    • メソッドの詳細

      • getDefault

        public static CookieHandler getDefault()
        システム全体のCookieハンドラを取得します。
        戻り値:
        システム全体のCookieハンドラ。nullが返された場合、それは、システム全体のCookieハンドラが現在設定されていないことを意味する。
        例外:
        SecurityException - セキュリティ・マネージャがインストールされていて、それがNetPermission(getCookieHandler)を拒否した場合
        関連項目:
        setDefault(CookieHandler)
      • setDefault

        public static void setDefault​(CookieHandler cHandler)
        システム全体のCookieハンドラを設定(または設定解除)します。 注: 標準でないHTTPプロトコル・ハンドラは、この設定を無視する可能性があります。
        パラメータ:
        cHandler - HTTP Cookieハンドラ。設定解除する場合はnull
        例外:
        SecurityException - セキュリティ・マネージャがインストールされていて、それがNetPermission(setCookieHandler)を拒否した場合
        関連項目:
        getDefault()
      • get

        public abstract Map<String,​List<String>> get​(URI uri,
                                                           Map<String,​List<String>> requestHeaders)
                                                    throws IOException
        要求ヘッダー内に指定されたURIのCookieキャッシュから適用可能なすべてのCookieを取得します。

        引数として渡されるURIは、Cookieの使用目的を指定します。 たとえば、スキームにはCookieがhttpまたはhttpsのどちらで送信されるのかや、Javascriptなどの別のコンテキストで使用されるのかを反映するべきです。 ホスト部分にはCookieの転送先またはJavascriptの場合はそれらのオリジンを反映するべきです。

        どれを返すかを決定する際に、URIおよびCookieの属性とセキュリティ設定を考慮することは、実装に任されています。

        HTTPプロトコルの実装者は、Cookieの選択に関係するすべての要求ヘッダーが追加されてから要求が送信されるまでの間に、必ずこのメソッドが呼び出されるようにしてください。

        パラメータ:
        uri - Cookieの使用目的を表すURI
        requestHeaders - 現在の要求ヘッダーを表す、要求ヘッダー・フィールド名からフィールド値のリストへのマップ
        戻り値:
        フィールド名「Cookie」または「Cookie2」を持つ状態管理ヘッダーから状態情報が格納されたCookieのリストへの不変のマップ
        例外:
        IOException - 入出力エラーが発生した場合
        IllegalArgumentException - どちらかの引数がnullの場合
        関連項目:
        put(URI, Map)
      • put

        public abstract void put​(URI uri,
                                 Map<String,​List<String>> responseHeaders)
                          throws IOException
        応答ヘッダー内に存在するSet-Cookie2という名前の応答ヘッダー・フィールドなど、適用可能なすべてのCookieをCookieキャッシュ内に設定します。
        パラメータ:
        uri - Cookieの生成元のURI
        responseHeaders - 返された応答ヘッダー・フィールドを表す、フィールド名からフィールド値のリストへの不変のマップ
        例外:
        IOException - 入出力エラーが発生した場合
        IllegalArgumentException - どちらかの引数がnullの場合
        関連項目:
        get(URI, Map)