モジュール java.desktop
パッケージ javax.swing.filechooser

クラスFileSystemView


  • public abstract class FileSystemView
    extends Object
    FileSystemViewは、JFileChooserが使用する、ファイル・システムへのゲートウェイです。 JDK1.1 File APIはルート・パーティション、ファイルの種類、隠しファイルのフラグ・ビットなどの情報へのアクセスを許可しないため、このクラスはOS固有のファイル・システムに関するできるだけ多くの情報について、その概要が直観的に把握できるように設計されています。

    Javaのライセンスは、特定のオペレーティング・システムをより効率よく処理するためにFileSystemViewの異なる実装を提供できます。

    • コンストラクタのサマリー

      コンストラクタ 
      コンストラクタ 説明
      FileSystemView()
      FileSystemViewを構築します。
    • メソッドのサマリー

      修飾子と型 メソッド 説明
      File createFileObject​(File dir, String filename)
      指定されたファイル名でdirに作成されたFileオブジェクトを返します。
      File createFileObject​(String path)
      指定されたパス文字列から作成されたFileオブジェクトを返します。
      protected File createFileSystemRoot​(File f)
      ファイル・システムのルート・ディレクトリに対して正しく動作するf用の新しいFileオブジェクトを作成します。
      abstract File createNewFolder​(File containingDir)
      デフォルトのフォルダ名で新しいフォルダを作成します。
      File getChild​(File parent, String fileName)  
      File[] getChooserComboBoxFiles()
      ファイル・チューザ・セレクタに表示される値を表すファイルの配列を返します。
      File[] getChooserShortcutPanelFiles()
      ファイル・チューザのショートカット・パネルにデフォルトで表示される値を表すファイル配列を返します。
      File getDefaultDirectory()
      ファイル・チューザ用のユーザーのデフォルトの起動ディレクトリを返します。
      File[] getFiles​(File dir, boolean useFileHiding)
      表示されている(非表示でない)ファイルのリストを返します。
      static FileSystemView getFileSystemView()
      ファイル・システム・ビューを返します。
      File getHomeDirectory()
      ホーム・ディレクトリを返します。
      File getLinkLocation​(File file)
      指定されたファイルがシェルの解釈済みリンクである場合、指定されたリンク・ファイルが参照する通常のファイルを返します。
      File getParentDirectory​(File dir)
      dirの親ディレクトリを返します。
      File[] getRoots()
      このシステムのすべてのルート・パーティションを返します。
      String getSystemDisplayName​(File f)
      システム・ファイル・ブラウザに表示されるファイル、ディレクトリ、またはフォルダの名前です。
      Icon getSystemIcon​(File f)
      システム・ファイル・ブラウザに表示されるファイル、ディレクトリ、またはフォルダのアイコンです。
      String getSystemTypeDescription​(File f)
      システム・ファイル・ブラウザに表示されるファイル、ディレクトリ、またはフォルダの種類の説明です。
      boolean isComputerNode​(File dir)
      コンピュータのノードなどを表す特殊なアイコンを表示するかどうかを判断するために、UIクラスによって使用されます。
      boolean isDrive​(File dir)
      ドライブやパーティションを表す特殊なアイコン(ハード・ディスクアイコンなど)を表示するかどうかを判断するためにUIクラスによって使用されます。
      boolean isFileSystem​(File f)
      f"Desktop"などの特殊なフォルダとは対照的に実際のディレクトリまたはファイルを表しているかどうかを確認します。
      boolean isFileSystemRoot​(File dir)
      dirがドライブやパーティションなど、ファイル・システムのツリーのルートであるかどうかを返します。
      boolean isFloppyDrive​(File dir)
      フロッピー・ディスクを表す特殊なアイコンを表示するかどうかを判断するためにUIクラスによって使用されます。
      boolean isHiddenFile​(File f)
      ファイルが非表示であるかどうかを返します。
      boolean isLink​(File file)
      指定されたファイルがgetLinkLocation(File)で取得できるシェルの解釈済みリンクを示すかどうかを返します。
      boolean isParent​(File folder, File file)
      Windowsでは、ファイルはファイル・システムの親ディレクトリではなく、複数のフォルダ内に表示されます。
      boolean isRoot​(File f)
      指定されたファイルがナビゲート可能なツリーのルートであるかどうかを確認します。
      Boolean isTraversable​(File f)
      ファイル(ディレクトリ)に移動できる場合にtrueを返します。
    • コンストラクタの詳細

      • FileSystemView

        public FileSystemView()
        FileSystemViewを構築します。
    • メソッドの詳細

      • getFileSystemView

        public static FileSystemView getFileSystemView()
        ファイル・システム・ビューを返します。
        戻り値:
        ファイル・システム・ビュー
      • isRoot

        public boolean isRoot​(File f)
        指定されたファイルがナビゲート可能なツリーのルートであるかどうかを確認します。 たとえば、Windows 98はDesktopフォルダというルートを持ちます。 DOSはC:\D:\などといったドライブ文字ごとに1つのルートを持ちます。UNIXは"/"ディレクトリというルートを持ちます。 デフォルト実装は、ShellFolderクラスから情報を取得します。
        パラメータ:
        f - ディレクトリを表すFileオブジェクト
        戻り値:
        fがナビゲート可能なツリーのルートである場合はtrue
        関連項目:
        isFileSystemRoot(java.io.File)
      • isTraversable

        public Boolean isTraversable​(File f)
        ファイル(ディレクトリ)に移動できる場合にtrueを返します。 ディレクトリがトラバースできない場合はfalseを返します。
        パラメータ:
        f - File
        戻り値:
        ファイルまたはディレクトリがトラバースできる場合はtrue、そうでない場合はfalse
        導入されたバージョン:
        1.4
        関連項目:
        JFileChooser.isTraversable(java.io.File), FileView.isTraversable(java.io.File)
      • getSystemDisplayName

        public String getSystemDisplayName​(File f)
        システム・ファイル・ブラウザに表示されるファイル、ディレクトリ、またはフォルダの名前です。 Windowsの例では、M:\ディレクトリはCD-ROM (M:)として表示されます。デフォルト実装は、ShellFolderクラスから情報を取得します。
        パラメータ:
        f - Fileオブジェクト
        戻り値:
        ネイティブのファイル・チューザで表示されるファイル名
        導入されたバージョン:
        1.4
        関連項目:
        JFileChooser.getName(java.io.File)
      • getSystemTypeDescription

        public String getSystemTypeDescription​(File f)
        システム・ファイル・ブラウザに表示されるファイル、ディレクトリ、またはフォルダの種類の説明です。 Windowsの例では、Desktopフォルダの説明はデスクトップとなります。 ネイティブのShellFolderの実装を持つプラットフォーム用のオーバーライドです。
        パラメータ:
        f - Fileオブジェクト
        戻り値:
        ネイティブのファイル・チューザで表示されるファイルの種類の説明(ネイティブの情報が使用できない場合はnull)。
        導入されたバージョン:
        1.4
        関連項目:
        JFileChooser.getTypeDescription(java.io.File)
      • getSystemIcon

        public Icon getSystemIcon​(File f)
        システム・ファイル・ブラウザに表示されるファイル、ディレクトリ、またはフォルダのアイコンです。 Windowsの例では、M: \ディレクトリはCD-ROMのアイコンで表示されます。 デフォルト実装は、ShellFolderクラスから情報を取得します。
        パラメータ:
        f - Fileオブジェクト
        戻り値:
        ネイティブのファイル・チューザで表示されるアイコン
        導入されたバージョン:
        1.4
        関連項目:
        JFileChooser.getIcon(java.io.File)
      • isParent

        public boolean isParent​(File folder,
                                File file)
        Windowsでは、ファイルはファイル・システムの親ディレクトリではなく、複数のフォルダ内に表示されます。 フォルダは、たとえばデスクトップフォルダで、それは、file.getParentFile()とは同じにならない場合があります。
        パラメータ:
        folder - a File object representing a directory or special folder
        file - Fileオブジェクト
        戻り値:
        folderがディレクトリまたは特定のフォルダで、fileを格納する場合はtrue
        導入されたバージョン:
        1.4
      • getChild

        public File getChild​(File parent,
                             String fileName)
        パラメータ:
        parent - a File object representing a directory or special folder
        fileName - parent内に存在するファイルまたはフォルダの名前
        戻り値:
        Fileオブジェクト。 通常、これは親または子が両方とも特殊なフォルダではない場合にnew File(parent, fileName)を使用して構築される。この場合、Fileは、ShellFolderオブジェクトを格納するラッパー。
        導入されたバージョン:
        1.4
      • isFileSystem

        public boolean isFileSystem​(File f)
        f"Desktop"などの特殊なフォルダとは対照的に実際のディレクトリまたはファイルを表しているかどうかを確認します。 ディレクトリの選択を行うときにフォルダが選択可能かどうかを判断するためにUIクラスが使用します。
        パラメータ:
        f - Fileオブジェクト
        戻り値:
        fが実際のファイルまたはディレクトリの場合はtrue
        導入されたバージョン:
        1.4
      • createNewFolder

        public abstract File createNewFolder​(File containingDir)
                                      throws IOException
        デフォルトのフォルダ名で新しいフォルダを作成します。
        パラメータ:
        containingDir - 新しいフォルダを格納するディレクトリを示すFileオブジェクト
        戻り値:
        新しく作成されたフォルダを示すFileオブジェクト
        例外:
        IOException - 新しいフォルダを作成できなかった場合
      • isHiddenFile

        public boolean isHiddenFile​(File f)
        ファイルが非表示であるかどうかを返します。
        パラメータ:
        f - Fileオブジェクト
        戻り値:
        指定されたFileが隠しファイルを表す場合はtrue
      • isFileSystemRoot

        public boolean isFileSystemRoot​(File dir)
        dirがドライブやパーティションなど、ファイル・システムのツリーのルートであるかどうかを返します。 例: Windows 98ではC:\の場合にtrueを返します。
        パラメータ:
        dir - ディレクトリを表すFileオブジェクト
        戻り値:
        fがファイル・システムのルートである場合はtrue
        導入されたバージョン:
        1.4
        関連項目:
        isRoot(java.io.File)
      • isDrive

        public boolean isDrive​(File dir)
        ドライブやパーティションを表す特殊なアイコン(ハード・ディスクアイコンなど)を表示するかどうかを判断するためにUIクラスによって使用されます。 デフォルトの実装ではこれを調べる方法がないため、常にfalseが返されます。
        パラメータ:
        dir - ディレクトリ
        戻り値:
        false (常時)
        導入されたバージョン:
        1.4
      • isFloppyDrive

        public boolean isFloppyDrive​(File dir)
        フロッピー・ディスクを表す特殊なアイコンを表示するかどうかを判断するためにUIクラスによって使用されます。 isDrive(dir)を含みます。 デフォルトの実装ではこれを調べる方法がないため、常にfalseが返されます。
        パラメータ:
        dir - ディレクトリ
        戻り値:
        false (常時)
        導入されたバージョン:
        1.4
      • isComputerNode

        public boolean isComputerNode​(File dir)
        コンピュータのノードを表す特殊なアイコン(My Computerやネットワーク・サーバーなど)を表示するかどうかを判断するためにUIクラスによって使用されます。 デフォルトの実装ではこれを調べる方法がないため、常にfalseが返されます。
        パラメータ:
        dir - ディレクトリ
        戻り値:
        false (常時)
        導入されたバージョン:
        1.4
      • getRoots

        public File[] getRoots()
        このシステムのすべてのルート・パーティションを返します。 たとえば、Windowsの場合、これはDesktopフォルダとなり、DOSの場合、A: からZ: までのドライブになります。
        戻り値:
        このシステム上のすべてのルート・パーティションを表すFileオブジェクトの配列
      • getHomeDirectory

        public File getHomeDirectory()
        ホーム・ディレクトリを返します。
        戻り値:
        ホーム・ディレクトリ
      • getDefaultDirectory

        public File getDefaultDirectory()
        ファイル・チューザ用のユーザーのデフォルトの起動ディレクトリを返します。
        戻り値:
        デフォルトの起動フォルダを表すFileオブジェクト
        導入されたバージョン:
        1.4
      • createFileObject

        public File createFileObject​(File dir,
                                     String filename)
        指定されたファイル名でdirに作成されたFileオブジェクトを返します。
        パラメータ:
        dir - ディレクトリを示す抽象パス名
        filename - パス名のString表現
        戻り値:
        dirおよびfilenameから作成されたFileオブジェクト
      • createFileObject

        public File createFileObject​(String path)
        指定されたパス文字列から作成されたFileオブジェクトを返します。
        パラメータ:
        path - パスのString表現
        戻り値:
        指定されたpathから作成されたFileオブジェクト
      • getFiles

        public File[] getFiles​(File dir,
                               boolean useFileHiding)
        表示されている(非表示でない)ファイルのリストを返します。
        パラメータ:
        dir - 返されるファイルのルート・ディレクトリ
        useFileHiding - 隠しファイルが返されるかどうかを判断
        戻り値:
        指定されたdirのファイルとディレクトリを表すFileオブジェクトの配列。 useFileHidingがfalseの場合、隠しファイルが含まれます。
      • getParentDirectory

        public File getParentDirectory​(File dir)
        dirの親ディレクトリを返します。
        パラメータ:
        dir - 照会されるFile
        戻り値:
        dirの親ディレクトリ(dirnullの場合はnull)
      • getChooserComboBoxFiles

        public File[] getChooserComboBoxFiles()
        ファイル・チューザ・セレクタに表示される値を表すファイルの配列を返します。
        戻り値:
        Fileオブジェクトの配列。 返される配列は、適切な権限がない場合は空である可能性があります。
        導入されたバージョン:
        9
      • getChooserShortcutPanelFiles

        public final File[] getChooserShortcutPanelFiles()
        ファイル・チューザのショートカット・パネルにデフォルトで表示される値を表すファイル配列を返します。
        戻り値:
        Fileオブジェクトの配列。 返される配列は、適切な権限がない場合は空である可能性があります。
        導入されたバージョン:
        12
      • isLink

        public boolean isLink​(File file)
        指定されたファイルがgetLinkLocation(File)で取得できるシェルの解釈済みリンクを示すかどうかを返します。
        パラメータ:
        file - ファイル
        戻り値:
        これがリンクかどうか
        例外:
        NullPointerException - filenullと等しい場合
        SecurityException - 呼び出し元に必要な権限がない場合
        導入されたバージョン:
        9
        関連項目:
        getLinkLocation(File)
      • getLinkLocation

        public File getLinkLocation​(File file)
                             throws FileNotFoundException
        指定されたファイルがシェルの解釈済みリンクである場合、指定されたリンク・ファイルが参照する通常のファイルを返します。 指定されたファイルがシェルの解釈済みリンクでない場合は、nullを返します。
        パラメータ:
        file - ファイル
        戻り値:
        リンクされたファイルまたはnull
        例外:
        FileNotFoundException - リンクされたファイルが存在しない場合
        NullPointerException - filenullと等しい場合
        SecurityException - 呼び出し元に必要な権限がない場合
        導入されたバージョン:
        9
      • createFileSystemRoot

        protected File createFileSystemRoot​(File f)
        ファイル・システムのルート・ディレクトリに対して正しく動作するf用の新しいFileオブジェクトを作成します。
        パラメータ:
        f - ファイル・システムのルート・ディレクトリを表すFileオブジェクト。たとえばUNIXの場合は/、Windowsの場合はC:\。
        戻り値:
        新しいFileオブジェクト
        導入されたバージョン:
        1.4