モジュール jdk.jdi

パッケージ com.sun.jdi.event

インタフェースEventSet

すべてのスーパー・インタフェース:

Collection<Event>, Iterable<Event>, Mirror, Set<Event>

public interface EventSet
extends Mirror, Set<Event>

指定された時間にターゲットVirtualMachineによっていくつかのEventオブジェクトが作成されることがあります。 たとえば、指定されたLocationに複数のBreakpointRequestがあったり、BreakpointRequestと同じ位置までステップ実行したりすることがあります。 これらのEventオブジェクトは、EventSetとして一緒に送信されます。 一貫性のために、Eventオブジェクトを送信するときには常にEventSetが使用されます。 EventSetは、EventQueueによって送信されます。 EventSetは変更できません。

イベント・セットの発行と関連して、ターゲットVM内で中断が発生する場合があります。 これらの中断は、suspend policyに対応しています。 対応する再開が確実に発生するように、できるかぎりEventSet.resume()を使ってイベント・セットの処理を完了することをお勧めします。

EventSet内でグループ化されているイベントには、次の制限が適用されます。

• 常にSingletonセット
  • VMStartEvent
  • VMDisconnectEvent
• ほかのVMDeathEventとのみ
  • VMDeathEvent
• 同じスレッドのほかのThreadStartEventとのみ
  • ThreadStartEvent
• 同じスレッドのほかのThreadDeathEventとのみ
  • ThreadDeathEvent
• 同じクラスのほかのClassPrepareEventとのみ
  • ClassPrepareEvent
• 同じクラスのほかのClassUnloadEventとのみ
  • ClassUnloadEvent
• 同じフィールド・アクセスのほかのAccessWatchpointEventとのみ
  • AccessWatchpointEvent
• 同じフィールド変更のほかのModificationWatchpointEventとのみ
  • ModificationWatchpointEvent
• 同一の例外発生に対するほかの例外イベントとのみ一緒にされる:
  • ExceptionEvent
• 同じメソッド終了のほかのMethodExitEventとのみ
  • MethodExitEvent
• 同一モニター・オブジェクトのMonitor contended enterイベントとのみ一緒にされる:
  • Monitor Contended Enterイベント
• 同一モニター・オブジェクトのMonitor contended enteredイベントとのみ一緒にされる:
  • Monitor Contended Enteredイベント
• 同一モニター・オブジェクトのモニター待機イベントとのみ一緒にされる:
  • モニター待機イベント
• 同一モニター・オブジェクトのモニター待機終了イベントとのみ一緒にされる:
  • モニター待機終了イベント
• 同一位置および同一スレッド内の、このグループのほかのメンバーとのみ一緒にされる:
  • BreakpointEvent
  • StepEvent
  • MethodEntryEvent

導入されたバージョン:

1.3

関連項目:

Event, EventQueue

メソッドのサマリー

修飾子と型	メソッド	説明
EventIterator	eventIterator()	Eventオブジェクトに固有のイテレータを返します。
void	resume()	このイベント・セットによって中断されたスレッドを再開します。
int	suspendPolicy()	このイベント・セットの、ターゲットVMでスレッドを中断するために使用されるポリシーを返します。

インタフェース java.util.Collectionで宣言されたメソッド

parallelStream, removeIf, stream, toArray

インタフェース java.lang.Iterableで宣言されたメソッド

forEach

インタフェース com.sun.jdi.Mirrorで宣言されたメソッド

toString, virtualMachine

インタフェース java.util.Setで宣言されたメソッド

add, addAll, clear, contains, containsAll, equals, hashCode, isEmpty, iterator, remove, removeAll, retainAll, size, spliterator, toArray, toArray

メソッドの詳細

suspendPolicy

int suspendPolicy()

このイベント・セットの、ターゲットVMでスレッドを中断するために使用されるポリシーを返します。 このポリシーは、各イベントの要求の中断ポリシーから選択されます。ターゲットVMは、もっとも多くのスレッドを中断するポリシーを選択します。 ターゲットVMはそのポリシーに従ってスレッドを中断し、そのポリシーがここで返されます。 指定可能なポリシー値については、EventRequestを参照してください。

まれなケースですが、デバッガ・システム・スレッドでClassPrepareEventが発生した場合、中断ポリシーが要求された値と異なる場合があります。 詳細は、ClassPrepareEvent.thread()を参照してください。

戻り値:

SUSPEND_ALL、SUSPEND_EVENT_THREAD、またはSUSPEND_NONEのいずれかのsuspendPolicy。

eventIterator

EventIterator eventIterator()

Eventオブジェクトに固有のイテレータを返します。

resume

void resume()

このイベント・セットによって中断されたスレッドを再開します。 suspendPolicy()がEventRequest.SUSPEND_ALLの場合、このメソッドの呼出しはVirtualMachine.resume()と同じです。 中断ポリシーがEventRequest.SUSPEND_EVENT_THREADの場合、このメソッドの呼出しはイベント・スレッドに対するThreadReference.resume()と同じです。 そうでない場合は、このメソッドへの呼出しは無操作になります。