3 Java Access Bridgeの有効化とテスト

デフォルトで、Java Access Bridgeは有効にされていません。コマンド行またはWindowsの「コントロール パネル」のいずれかを使用して有効にします。Accessibility APIを使用するJavaアプリケーションを実行してテストします。

コマンド行を使用したJava Access Bridgeの有効化

jabswitchコマンドでJava Access Bridgeを有効にします。

次のコマンドを実行します(%JAVA_HOME%はJDKのディレクトリです)。

%JAVA_HOME%\bin\jabswitch -enable

Java Access Bridgeの無効化

jabswitchコマンドでJava Access Bridgeを無効にします。

次のコマンドを実行します。

%JAVA_HOME%\bin\jabswitch -disable

注意:

Java Access BridgeをWindowsの「コンピューターの簡単操作センター」で無効にすることはできません。

Java Access Bridgeのテスト

サポートされているユーザー補助テクノロジを最初にインストールした後、Accessibility APIを使用するJavaアプリケーションを実行してJava Access Bridgeをテストします。

  1. Java Access Bridgeが有効であることを確認します。
  2. Java Access Bridgeをサポートする次のようなユーザー補助テクノロジ製品をインストールします。
  3. javax.accessibilityパッケージを使用するJavaアプリケーションを実行し、ユーザー補助テクノロジ製品が正しく機能することを確認します。

Java Access Bridgeのツール

JDKの一部であるjaccessinspectorおよびjaccesswalkerツールを使用して、Java Access Bridgeをテストします。

jaccessinspectorツールは、Java Accessibility Utilities APIを使用して、Java仮想マシン内のオブジェクトに関してアクセス可能な情報を調べます。jaccesswalkerツールは、特定のJava仮想マシンのコンポーネント・ツリーをすべて調べ、ツリー・ビューでアクセシビリティ階層を表示します。これらのツールをJDKのbinディレクトリで探します。

ユーザー補助テクノロジの最小バージョン要件

このトピックでは、いくつかのユーザー補助テクノロジの最小バージョン要件を示します。

  • JAWS: Version 13以降

  • SuperNova: Version 13以降

  • Window-Eyes: Version 8.2以降

  • ZoomText: Version 10.1.5以降