モジュール java.desktop
パッケージ java.awt

インタフェースActiveEvent

既知のすべての実装クラス:
InvocationEvent

public interface ActiveEvent
自分自身をディスパッチできるイベントのためのインタフェースです。 このインタフェースを実装することにより、イベントはイベント・キューに入れられ、EventDispatchThreadを使用してイベントがディスパッチされるときにdispatch()メソッドが呼び出されます。

このメカニズムは、デッドロックの発生を避けるために非常に有効です。 スレッドがクリティカル・セクションで実行されている場合、つまりスレッドが1つまたは複数のモニターに入っている場合、ほかの同期コードを呼び出すとデッドロックが発生することがあります。 デッドロックの発生を避けるため、ActiveEventを作成して2番目のセクションのコードをあとで実行させることができます。 モニターで競合がある場合、最初のスレッドが終了してモニターから抜けるまで、2番目のスレッドはブロックされます。

セキュリティ上の理由から、ActiveEventを使用し、クリティカル・スレッドから信頼できないコードが呼び出されるのを避けなければならない場合があります。 たとえば、この機能をピアの実装で使用すると、システム・スレッドからのユーザー・コードの呼出しを避けることができます。 これにより、デッドロックやサービス妨害攻撃を回避できます。

導入されたバージョン:
1.2
  • メソッドのサマリー

    修飾子と型 メソッド 説明
    void dispatch()
    イベントをターゲットであるイベント・ソースのリスナーに送るか、あるいはこのイベントに指定されている処理を実行します。
  • メソッドの詳細

    • dispatch

      void dispatch()
      イベントをターゲットであるイベント・ソースのリスナーに送るか、あるいはこのイベントに指定されている処理を実行します。