第III部 イベントおよびFlight Recorderの構成

この項では、イベントおよびFlight Recorderを構成してパフォーマンスを最適化し、その動作を制御する方法について説明します。

各イベントには、次の設定が事前に定義されています:

  • @Enabled: イベントを記録するかどうかを指定します。デフォルト値はtrue「イベントの有効化と無効化」を参照してください。
  • @Threshold: イベントを記録しない期間を指定します。デフォルトは0 (制限なし)です。「イベントしきい値」を参照してください。
  • @Period: イベントが定期的に発生する場合、そのイベントを発行する間隔を指定します。デフォルト値はeveryChunkで、定期イベントは記録中に少なくとも1回発行されます。「定期イベント」を参照してください
  • @StackTrace: Event::commit()メソッドのスタック・トレースを記録するかどうかを指定します。デフォルト値はtrue「イベント・スタック・トレースの出力」を参照してください。

Flight Recorderには、イベントをフィルタするための様々なオプションが用意されています。「SettingDefinitionを使用したイベントのフィルタ」を参照してください。

Flight Recorderで生成される情報の量を制御する設定のコレクションが含まれる事前構成済の構成を指定することをお薦めします。「Flight Recorderの構成」を参照してください。事前構成済の構成を指定しない場合、Flight Recorderはすべてのイベントの情報を記録します。稼働しているシステムが非常に高い詳細レベルで監視されるため、大量のデータが生成されます。