2 バージョン文字列の形式

Java SEプラットフォームでは、6か月ごとにリリースされるJDKによる時間ベースのリリース・モデルを採用しています。

JDK 10以降では、Java SEプラットフォームの時間ベースのリリース・モデルを反映するバージョン文字列の形式は、$FEATURE.$INTERIM.$UPDATE.$PATCHです。

  • $FEATUREは、すべての機能リリースの増分されたバージョン番号です。この機能リリースには、Java SEプラットフォーム仕様で指定されている新機能や既存の機能の変更が含まれています。バージョン番号は、6か月ごとに増分されます。たとえば、2018年3月リリースのバージョン番号が10、2018年9月リリースのバージョン番号が11、のようになります。

  • $INTERIMは、バグ修正や拡張が含まれているすべての一時リリースの増分されたバージョン番号です。一時リリースには、互換性のない変更、機能の除去および標準APIの変更が含まれません。6か月リリース・モデルには一時リリースが含まれないため、一時リリースのバージョン番号は常にゼロ(0)です。ただし、このバージョン番号は、将来の一時リリース用に予約されます(該当する場合)。

  • $UPDATEは、新しい機能のセキュリティ問題、回帰およびバグの修正を含む更新リリースの増分されたバージョン番号です。バージョン番号は、$FEATUREリリースの1か月後に増分され、その後3か月ごとに増分されます。たとえば、10月の更新リリースの完全なバージョン文字列が18.0.1、1月の更新リリースの完全なバージョン文字列が18.0.2、というように続きます。

  • $PATCHは、重要な問題を修正するための緊急パッチ・リリースごとに増分されたバージョン番号です。

バージョン文字列には、末尾のゼロ要素がありません。たとえば、$FEATUREの値が18である場合、$INTERIMの値が0、$UPDATEの値が1、$PATCHの値が0になり、完全なバージョン文字列が18.0.1になります。