5 外部コード
外部クラスは、JShellセッションからクラス・パスを介してアクセスされます。外部モジュールは、モジュール・パス、追加のモジュール設定およびモジュール・エクスポート設定を介してアクセスされます。
トピック
クラス・パスの設定
JShellセッションでクラス・パスを介してアクセス可能な外部コードを使用できます。
コマンドラインでクラス・パスを次の例のように設定します。
% jshell --class-path myOwnClassPath
アクセスするパッケージが含まれるディレクトリまたはJARファイルをクラス・パスで参照します。コードをクラス・ファイルにコンパイルする必要があります。デフォルト・パッケージ(名前のないパッケージとも呼ぶ)のコードは、JShellからアクセスできません。クラス・パスの設定後、これらのパッケージはセッションにインポートできます。
jshell> import my.cool.code.*
/env
コマンドを使用して、次の例のようにクラス・パスを設定することもできます。
jshell> /env --class-path myOwnClassPath
| Setting new options and restoring state.
/env
コマンドで実行状態がリセットされ、新しいクラス・パス設定またはそのコマンドで入力した他の環境設定で現在のスニペットがリロードされます。
モジュール・オプションの設定
モジュールはJShellでサポートされています。モジュール・パスを設定でき、解決のために追加モジュールを指定したり、モジュール・エクスポートを指定します。
モジュール・オプションは、/env
コマンドのオプションまたは次の例に示すコマンドラインで指定できます。
% jshell --module-path myOwnModulePath --add-modules my.module
現在の環境設定を確認するには、オプションを指定しないで/env
を使用します。次の例には、「クラス・パスの設定」で設定したクラス・パス情報が含まれています。
jshell> /env
| --add-modules my.module
| --module-path myOwnModulePath
| --class-path myOwnClassPath
オプションの詳細は、次のコマンドを入力してください。
jshell> /help context