- 既知のすべての実装クラス:
InvocationEvent
public interface ActiveEvent
自分自身をディスパッチできるイベントのためのインタフェースです。 このインタフェースを実装することにより、イベントはイベント・キューに入れられ、
EventDispatchThread
を使用してイベントがディスパッチされるときにdispatch()
メソッドが呼び出されます。
このメカニズムは、デッドロックの発生を避けるために非常に有効です。 スレッドがクリティカル・セクションで実行されている場合、つまりスレッドが1つまたは複数のモニターに入っている場合、ほかの同期コードを呼び出すとデッドロックが発生することがあります。 デッドロックの発生を避けるため、ActiveEvent
を作成して2番目のセクションのコードをあとで実行させることができます。 モニターで競合がある場合、最初のスレッドが終了してモニターから抜けるまで、2番目のスレッドはブロックされます。
セキュリティ上の理由から、ActiveEvent
を使用し、クリティカル・スレッドから信頼できないコードが呼び出されるのを避けなければならない場合があります。 たとえば、この機能をピアの実装で使用すると、システム・スレッドからのユーザー・コードの呼出しを避けることができます。 これにより、デッドロックやサービス妨害攻撃を回避できます。
- 導入されたバージョン:
- 1.2
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メソッドのサマリー
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メソッドの詳細
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dispatch
void dispatch()イベントをターゲットであるイベント・ソースのリスナーに送るか、あるいはこのイベントに指定されている処理を実行します。
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