- 既知のすべてのサブインタフェース:
XMLSignContext
,XMLValidateContext
- 既知のすべての実装クラス:
DOMCryptoContext
,DOMSignContext
,DOMValidateContext
public interface XMLCryptoContext
XML暗号化処理についての共通コンテキスト情報を格納します。
このインタフェースには、XML署名またはXML暗号化された構造の処理に影響するプロパティを、設定または取得するためのメソッドが格納されます。
XMLCryptoContext
インスタンスには、ともに使用されるXML暗号化構造に固有の情報および状態を格納できます。 XMLCryptoContext
が複数の構造とともに使用された場合、予想外の結果となります。たとえば、同じXMLValidateContext
インスタンスを使用して2つの異なるXMLSignature
オブジェクトを検証しないでください。
- 導入されたバージョン:
- 1.6
-
メソッドのサマリー
修飾子と型メソッド説明このコンテキストで、指定されたキーがマップされる値を返します。ベースURIを返します。デフォルトの名前空間接頭辞を返します。キーの検索用のキー・セレクタを返します。getNamespacePrefix
(String namespaceURI, String defaultPrefix) 指定した名前空間URIが関連付けられる名前空間接頭辞を返します。getProperty
(String name) 指定されたプロパティの値を返します。URIReference
の間接参照に使用されるURIDereferencer
を返します。このコンテキストで、指定された値を指定されたキーに関連付けます。putNamespacePrefix
(String namespaceURI, String prefix) 指定した名前空間URIを指定した接頭辞にマッピングします。void
setBaseURI
(String baseURI) ベースURIを設定します。void
setDefaultNamespacePrefix
(String defaultPrefix) デフォルトの名前空間接頭辞を設定します。void
キーの検索用のキー・セレクタを設定します。setProperty
(String name, Object value) 指定したプロパティを設定します。void
setURIDereferencer
(URIDereferencer dereferencer) URIReference
の間接参照に使用されるURIDereferencer
を設定します。
-
メソッドの詳細
-
getBaseURI
String getBaseURI()ベースURIを返します。- 戻り値:
- ベースURI。または指定されない場合は
null
- 関連項目:
-
setBaseURI
void setBaseURI(String baseURI) ベースURIを設定します。- パラメータ:
baseURI
- ベースURI。現在の値を削除する場合はnull
- 例外:
IllegalArgumentException
-baseURI
がRFC 2396に準拠していない場合- 関連項目:
-
getKeySelector
KeySelector getKeySelector()キーの検索用のキー・セレクタを返します。- 戻り値:
- キー・セレクタ。指定されていない場合は
null
- 関連項目:
-
setKeySelector
void setKeySelector(KeySelector ks) キーの検索用のキー・セレクタを設定します。- パラメータ:
ks
- キー・セレクタ。現在の設定を削除する場合はnull
- 関連項目:
-
getURIDereferencer
URIDereferencer getURIDereferencer()URIReference
の間接参照に使用されるURIDereferencer
を返します。- 戻り値:
URIDereferencer
。指定されていない場合はnull
- 関連項目:
-
setURIDereferencer
void setURIDereferencer(URIDereferencer dereferencer) URIReference
の間接参照に使用されるURIDereferencer
を設定します。 指定したURIDereferencer
は、実装のデフォルトURIDereferencer
の代わりに使用されます。- パラメータ:
dereferencer
-URIDereferencer
。現在の設定を削除する場合はnull
- 関連項目:
-
getNamespacePrefix
指定した名前空間URIが関連付けられる名前空間接頭辞を返します。 指定した名前空間URIが接頭辞にバインドされていない場合、指定したデフォルトの接頭辞を返します。 名前空間URIを接頭辞にバインドするには、putNamespacePrefix
メソッドを呼び出します。- パラメータ:
namespaceURI
- 名前空間URIdefaultPrefix
- 指定した名前空間URIが接頭辞にバインドされていない場合に返される接頭辞。- 戻り値:
- 指定した名前空間URIに関連付けられた接頭辞。URIが登録されていない場合は
defaultPrefix
。 名前空間URIは登録されているが、接頭辞がない場合は、空の文字列(""
)が返される。 - 例外:
NullPointerException
-namespaceURI
がnull
である場合- 関連項目:
-
putNamespacePrefix
指定した名前空間URIを指定した接頭辞にマッピングします。 指定した名前空間URIと関連付けられた接頭辞がすでに存在する場合、古い接頭辞は指定された接頭辞に置き換えられます。- パラメータ:
namespaceURI
- 名前空間URIprefix
- 名前空間接頭辞。既存のマッピングを削除する場合はnull
。 空の文字列(""
)を指定すると、接頭辞は名前空間URIにバインドされない。- 戻り値:
- 指定した名前空間URIに関連付けられた以前の接頭辞。1つもない場合は
null
- 例外:
NullPointerException
-namespaceURI
がnull
である場合- 関連項目:
-
getDefaultNamespacePrefix
String getDefaultNamespacePrefix()デフォルトの名前空間接頭辞を返します。 デフォルトの名前空間接頭辞は、putNamespacePrefix
メソッドによって明示的に設定されていない、すべての名前空間URI用の接頭辞です。- 戻り値:
- デフォルトの名前空間接頭辞。設定されたものがない場合は
null
。 - 関連項目:
-
setDefaultNamespacePrefix
void setDefaultNamespacePrefix(String defaultPrefix) デフォルトの名前空間接頭辞を設定します。 これは、putNamespacePrefix
メソッドによって明示的に設定されていない、すべての名前空間URI用の名前空間接頭辞を設定します。- パラメータ:
defaultPrefix
- デフォルトの名前空間接頭辞。現在の設定を削除する場合はnull
。 接頭辞をバインドしない場合は空の文字列(""
)を指定する。- 関連項目:
-
setProperty
指定したプロパティを設定します。- パラメータ:
name
- プロパティの名前value
- 設定するプロパティの値- 戻り値:
- 指定されたプロパティの以前の値。値がなかった場合は
null
- 例外:
NullPointerException
-name
がnull
である場合- 関連項目:
-
getProperty
指定されたプロパティの値を返します。- パラメータ:
name
- プロパティの名前- 戻り値:
- 指定されたプロパティの現在の値。値がない場合は
null
- 例外:
NullPointerException
-name
がnull
である場合- 関連項目:
-
get
このコンテキストで、指定されたキーがマップされる値を返します。つまり、このメソッドは、
(key==null ? k==null : key.equals(k))
となるキーk
から値v
へのマッピングがこのコンテキストに含まれている場合はv
を返し、それ以外の場合はnull
を返します。 このようなマッピングは1つのみ存在できます。このメソッドは、このコンテキストが使用される暗号化処理に固有である、任意の情報を取得するのに便利です。
- パラメータ:
key
- 関連付けられた値が返されるキー- 戻り値:
- このコンテキストで、指定されたキーがマップされる値。このキーに対するマッピングがない場合は
null
- 関連項目:
-
put
このコンテキストで、指定された値を指定されたキーに関連付けます。 コンテキストにすでにこのキーに対するマッピングがある場合、古い値は指定された値に置き換えられます。このメソッドは、このコンテキストが使用される暗号化処理に固有である、任意の情報を格納するのに便利です。
- パラメータ:
key
- 指定される値が関連付けられるキーvalue
- 指定されたキーに関連付けられる値- 戻り値:
- キーに関連付けられた以前の値。このキーに対するマッピングがなかった場合は
null
- 例外:
IllegalArgumentException
- このキーまたは値のなんらかの特性が原因で、このコンテキストに格納できない場合- 関連項目:
-