モジュール java.desktop
パッケージ javax.swing

クラスJFormattedTextField.AbstractFormatter

java.lang.Object
javax.swing.JFormattedTextField.AbstractFormatter
すべての実装されたインタフェース:
Serializable
直系の既知のサブクラス:
DefaultFormatter
含まれているクラス:
JFormattedTextField
public abstract static class JFormattedTextField.AbstractFormatter extends Object implements Serializable
AbstractFormatterのインスタンスは、ObjectからStringおよびStringからObjectへの変換を処理するためにJFormattedTextFieldで使用されます。 AbstractFormatterは、編集ポリシーやナビゲーション・ポリシーを強化したり、JFormattedTextFieldの表示方法を操作して必要なポリシーを強化したりもできます。

AbstractFormatterは一度に1つのJFormattedTextFieldだけで有効です。 JFormattedTextFieldは使用準備ができたときにinstallを呼び出し、使用を終了するとuninstallを呼び出します。 追加の状態をインストールするサブクラスは必要に応じてinstallをオーバーライドし、上位クラスに通知を行います。

サブクラスは変換メソッドのstringToValueとvalueToStringをオーバーライドする必要があります。 特定の方法でgetActions、getNavigationFilter、およびgetDocumentFilterをオーバーライドし、JFormattedTextFieldを制限することもできます。

JFormattedTextFieldを一時的に無効な状態にすることを許可するサブクラスでは、適切なタイミングでsetEditValidを呼び出す必要があります。

導入されたバージョン:
1.4

  • コンストラクタのサマリー

    コンストラクタ
    修飾子
    コンストラクタ
    説明
    protected
    AbstractFormatter()
    サブクラスが呼び出すためのコンストラクタ。

  • メソッドのサマリー

    修飾子と型
    メソッド
    説明
    protected Object
    clone()
    AbstractFormatterを複製します。
    protected Action[]
    getActions()
    Actionのカスタム・セットを提供する場合は、サブクラス化してオーバーライドします。
    protected DocumentFilter
    getDocumentFilter()
    入力を制限するDocumentFilterを提供する場合は、サブクラス化し、オーバーライドします。
    protected JFormattedTextField
    getFormattedTextField()
    AbstractFormatterがインストールされている現在のJFormattedTextFieldを返します。
    protected NavigationFilter
    getNavigationFilter()
    ユーザーのナビゲート先を制限するフィルタを提供する場合にサブクラス化し、オーバーライドします。
    void
    install(JFormattedTextField ftf)
    AbstractFormatterを特定のJFormattedTextFieldにインストールします。
    protected void
    invalidEdit()
    これはユーザーが不正な文字を入力したときに呼び出されます。
    protected void
    setEditValid(boolean valid)
    JFormattedTextFieldのeditValidプロパティを更新するために呼び出します。
    abstract Object
    stringToValue(String text)
    任意のオブジェクトを返すtextの構文を解析します。
    void
    uninstall()
    JFormattedTextFieldにインストールされた、任意の状態のAbstractFormatterをアンインストールします。
    abstract String
    valueToString(Object value)
    valueを表示するための文字列値を返します。

    クラスjava.lang.Objectで宣言されたメソッド

    equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

  • コンストラクタの詳細

    • AbstractFormatter

      protected AbstractFormatter()
      サブクラスが呼び出すためのコンストラクタ。

  • メソッドの詳細

    • install

      public void install(JFormattedTextField ftf)
      AbstractFormatterを特定のJFormattedTextFieldにインストールします。 これによりvalueToStringが呼び出されて、現在の値がJFormattedTextFieldからStringへ変換されます。 次に、getActionsからのAction、getDocumentFilterから返されたDocumentFilter、getNavigationFilterから返されたNavigationFilterが、JFormattedTextFieldにインストールされます。

      通常、サブクラスでのオーバーライドが必要になるのは、JFormattedTextFieldに追加リスナーをインストールする場合だけです。

      現在の値をStringに変換するときにParseExceptionが発生した場合は、テキストとして空のStringが設定され、JFormattedTextFieldに不正な状態を示す値が設定されます。

      これはpublicメソッドですが、通常はJFormattedTextFieldのサブクラスに対してだけ有効です。 値が変更されるか、内部状態が変更される場合、JFormattedTextFieldによりこのメソッドが適切なタイミングで呼び出されます。 ユーザー自身が呼び出す必要があるのは、JFormattedTextFieldをサブクラス化している場合、およびAbstractFormatterをJFormattedTextFieldとは異なるタイミングでインストールまたはアンインストールしている場合だけです。

      パラメータ:
      ftf - フォーマット対象のJformattedTextField。nullの場合は、現在のJFormattedTextFieldからのアンインストールを示す。

    • uninstall

      public void uninstall()
      JFormattedTextFieldにインストールされた、任意の状態のAbstractFormatterをアンインストールします。 JFormattedTextFieldにインストールされたDocumentFilter、NavigationFilter、および追加Actionがリセットされます。

    • stringToValue

      public abstract Object stringToValue(String text) throws ParseException
      任意のオブジェクトを返すtextの構文を解析します。 フォーマッタによってはnullが返されます。
      パラメータ:
      text - 変換対象の文字列
      戻り値:
      テキストのオブジェクト表現
      スロー:
      ParseException - 変換でエラーが発生した場合

    • valueToString

      public abstract String valueToString(Object value) throws ParseException
      valueを表示するための文字列値を返します。
      パラメータ:
      value - 変換対象の値
      戻り値:
      値の文字列表現
      スロー:
      ParseException - 変換でエラーが発生した場合

    • getFormattedTextField

      protected JFormattedTextField getFormattedTextField()
      AbstractFormatterがインストールされている現在のJFormattedTextFieldを返します。
      戻り値:
      フォーマット対象のJFormattedTextField。

    • invalidEdit

      protected void invalidEdit()
      これはユーザーが不正な文字を入力したときに呼び出されます。 呼出しを現在のJFormattedTextFieldに転送します。

    • setEditValid

      protected void setEditValid(boolean valid)
      JFormattedTextFieldのeditValidプロパティを更新するために呼び出します。 JFormattedTextFieldが常に有効な状態であるようにポリシーを強化している場合は、呼び出す必要はありません。
      パラメータ:
      valid - JFormattedTextFieldの有効な状態

    • getActions

      protected Action[] getActions()
      Actionのカスタム・セットを提供する場合は、サブクラス化してオーバーライドします。installにより、JFormattedTextFieldのActionMapにインストールされます。
      戻り値:
      JformattedTextFieldにインストールするアクションの配列

    • getDocumentFilter

      protected DocumentFilter getDocumentFilter()
      入力を制限するDocumentFilterを提供する場合は、サブクラス化し、オーバーライドします。installは戻り値をJFormattedTextFieldにインストールします。
      実装要件:
      デフォルトの実装ではnullを返します。
      戻り値:
      編集を制限するDocumentFilter

    • getNavigationFilter

      protected NavigationFilter getNavigationFilter()
      ユーザーのナビゲート先を制限するフィルタを提供する場合にサブクラス化し、オーバーライドします。installは戻り値をJFormattedTextFieldにインストールします。
      実装要件:
      デフォルトの実装ではnullを返します。
      戻り値:
      ナビゲーションを制限するNavigationFilter

    • clone

      protected Object clone() throws CloneNotSupportedException
      AbstractFormatterを複製します。 返されるインスタンスはJFormattedTextFieldには関連付けられません。
      オーバーライド:
      clone、クラスObject
      戻り値:
      AbstractFormatterのコピー
      スロー:
      CloneNotSupportedException - オブジェクトのクラスがCloneableインタフェースをサポートしていない場合。 cloneメソッドをオーバーライドしたサブクラスも、インスタンスを複製できないことを示すためにこの例外をスローすることがある。
      関連項目: