モジュール java.desktop
パッケージ javax.swing.text

インタフェースCaret

既知のすべての実装クラス:
BasicTextUI.BasicCaret, DefaultCaret

public interface Caret
ドキュメント・モデル内に内容を挿入できる、ドキュメント・ビュー内の場所を示します。 キャレットの位置は、ドットと言われるドキュメント内にあります。 ドットは、キャレットがモデル内に配置されているところです。 マークと呼ばれる選択範囲の終点を表すキャレットが維持する2番目の位置があります。 選択範囲がない場合は、ドットとマークは同じです。 選択範囲が存在する場合は、この2つは異なります。

ドットは、setDotまたはmoveDotのどちらかを呼び出して配置できます。 ドットを設定すると、以前に存在していた可能性のあるすべての選択範囲を削除するという効果があります。 ドットとマークは同じになります。 ドットを移動すると、以前に存在していたどんな位置であってもマークが残っているので選択範囲を作成するという効果があります。

  • メソッドのサマリー

    修飾子と型
    メソッド
    説明
    void
    キャレットの移動を常に追跡するために、リスナーを追加します。
    void
    UIがJTextComponentのインタフェースから削除されたときに呼び出されます。
    int
    キャレットの点滅間隔を返します。
    int
    キャレットの現在の位置を取り出します。
    キャレットの現在の可視位置を取得します。
    int
    マークの現在の位置を取り出します。
    void
    JTextComponentのインタフェースにUIがインストールされるときに呼び出されます。
    boolean
    選択範囲が現在も可視であるかどうかを判定します。
    boolean
    キャレットが現在可視であるかどうかを判定します。
    void
    moveDot(int dot)
    キャレットの位置(ドット)を移動します。マークは元の位置にとどまります。
    void
    キャレットをレンダリングします。
    void
    キャレットの移動を追跡しているリスナーを削除します。
    void
    setBlinkRate(int rate)
    キャレットの点滅間隔を設定します。
    void
    setDot(int dot)
    キャレットの位置を設定します。
    void
    現在のキャレット可視位置を設定します。
    void
    選択範囲の可視または不可視を設定します。
    void
    setVisible(boolean v)
    キャレットの可視または不可視を設定します。
  • メソッドの詳細

    • install

      void install(JTextComponent c)
      JTextComponentのインタフェースにUIがインストールされるときに呼び出されます。 このメソッドを使うと、このインタフェースの実装によってナビゲートされているモデルにアクセスできます。
      パラメータ:
      c - JTextComponent
    • deinstall

      void deinstall(JTextComponent c)
      UIがJTextComponentのインタフェースから削除されたときに呼び出されます。 このメソッドは、追加されたリスナーの登録を解除するために使用されます。
      パラメータ:
      c - JTextComponent
    • paint

      void paint(Graphics g)
      キャレットをレンダリングします。 このメソッドはUIクラスによって呼び出されます。
      パラメータ:
      g - グラフィックス・コンテキスト
    • addChangeListener

      void addChangeListener(ChangeListener l)
      キャレットの移動を常に追跡するために、リスナーを追加します。
      パラメータ:
      l - 変更リスナー
    • removeChangeListener

      void removeChangeListener(ChangeListener l)
      キャレットの移動を追跡しているリスナーを削除します。
      パラメータ:
      l - 変更リスナー
    • isVisible

      boolean isVisible()
      キャレットが現在可視であるかどうかを判定します。
      戻り値:
      キャレットが可視の場合はtrue、そうでない場合はfalse
    • setVisible

      void setVisible(boolean v)
      キャレットの可視または不可視を設定します。
      パラメータ:
      v - キャレットを表示する場合はtrue、キャレットを非表示にする場合はfalse
    • isSelectionVisible

      boolean isSelectionVisible()
      選択範囲が現在も可視であるかどうかを判定します。
      戻り値:
      キャレットが可視の場合はtrue、そうでない場合はfalse
    • setSelectionVisible

      void setSelectionVisible(boolean v)
      選択範囲の可視または不可視を設定します。
      パラメータ:
      v - キャレットを表示する場合はtrue、キャレットを非表示にする場合はfalse
    • setMagicCaretPosition

      void setMagicCaretPosition(Point p)
      現在のキャレット可視位置を設定します。 キャレットの上下に動くなどの終端位置が均等でない行間を移動するときに使用できます。 テキストが左から右、右から左へフローすると、x軸は垂直方向の動きに対して必要なナビゲーション位置を示します。 テキストが上下方向にフローすると、y軸が水平方向の動きに対して必要なナビゲーションの位置を示します。
      パラメータ:
      p - 位置の保存に使用するPoint。 可視でない位置があることを示す場合はnullも可。
    • getMagicCaretPosition

      Point getMagicCaretPosition()
      キャレットの現在の可視位置を取得します。
      戻り値:
      可視位置
      関連項目:
    • setBlinkRate

      void setBlinkRate(int rate)
      キャレットの点滅間隔を設定します。 キャレットに注意を向けるための一般的な方法の1つである、キャレットの点滅の有無および速度を決定します。
      パラメータ:
      rate - ミリ秒単位の遅延。0以上。 キャレットの点滅がない場合は0。
    • getBlinkRate

      int getBlinkRate()
      キャレットの点滅間隔を返します。 キャレットに注意を向けるための一般的な方法の1つである、キャレットの点滅の有無および速度を決定します。
      戻り値:
      ミリ秒単位の遅延。0以上。 キャレットの点滅がない場合は0。
    • getDot

      int getDot()
      キャレットの現在の位置を取り出します。
      戻り値:
      位置。0以上
    • getMark

      int getMark()
      マークの現在の位置を取り出します。 選択範囲がある場合、マークはドットとは異なります。
      戻り値:
      位置。0以上
    • setDot

      void setDot(int dot)
      キャレットの位置を設定します。 マークとドットの位置が同じになり、選択範囲は事実上ゼロに設定されます。

      キャレットは、パラメータが負の値である場合は先頭に、パラメータがドキュメントの長さより長い場合は末尾に配置されます。

      パラメータ:
      dot - キャレットの新しい位置
    • moveDot

      void moveDot(int dot)
      キャレットの位置(ドット)を移動します。マークは元の位置にとどまります。 これは選択範囲のマーキングに便利です。
      パラメータ:
      dot - キャレットの移動先となる新しい位置。0以上