モジュール java.base
パッケージ java.net

クラスInet4Address

java.lang.Object
java.net.InetAddress
java.net.Inet4Address
すべての実装されたインタフェース:
Serializable

public final class Inet4Address extends InetAddress
このクラスは、インターネット・プロトコル・バージョン4 (IPv4)アドレスを表します。 RFC 790: Assigned NumbersRFC 1918: Address Allocation for Private Internets、およびRFC 2365: Administratively Scoped IP Multicastで規定されています。

IPv4アドレスのテキスト表現

メソッドの入力として使用されるIPv4アドレスのテキスト表現は、次のいずれかの形式になります。
  • d.d.d.d
  • d.d.d
  • d.d
  • d

4つの部分が指定されると、各部分がデータのバイトとして解釈され、左から右へ、IPv4アドレスの4つのバイトに割り当てられます。

3つの部分から成るアドレスが指定された場合、その最後の部分が16ビット・データとして解釈され、ネットワーク・アドレスの右側の2バイトに配置されます。 これにより、クラスBのネットワーク・アドレスを128.net.hostとして指定する際に、3つのパート・アドレス形式が便利になります。

2つの部分から成るアドレスが指定された場合、その最後の部分が24ビット・データとして解釈され、ネットワーク・アドレスの右側の3バイトに配置されます。 このため、2つの部分から成るアドレスの形式は、Class Aのネットワーク・アドレスをnet.hostとして指定する際に役立ちます。

1つの部分だけが指定されると、その値は直接ネットワーク・アドレスに格納され、バイトの再配置は行われません。

これらのフォームは、10進形式でのみ指定されたパーツをサポートします。 たとえば、次のフォームは、IPv4アドレスのテキスト表現を解析できるメソッドでサポートされています。

 // Dotted-decimal 'd.d.d.d' form with four part address literal
 InetAddress.getByName("007.008.009.010"); // ==> /7.8.9.10
 InetAddress.getByName("127.0.1.1");       // ==> /127.0.1.1

 // Dotted-decimal 'd.d.d' form with three part address literal,
 // the last part is placed in the right most two bytes
 // of the constructed address
 InetAddress.getByName("127.0.257"); // ==> /127.0.1.1

 // Dotted-decimal 'd.d' form with two part address literal,
 // the last part is placed in the right most three bytes
 // of the constructed address
 Inet4Address.ofLiteral("127.257"); // ==> /127.0.1.1

 // 'd' form with one decimal value that is stored directly in
 // the constructed address bytes without any rearrangement
 Inet4Address.ofLiteral("02130706689"); // ==> /127.0.1.1

テキスト表現を出力値として返すメソッドでは、最初の形式、つまりドットで区切られた4部から成る文字列が使用されます。

マルチキャスト・アドレスのスコープ

歴史的に、IPヘッダーのIPv4 TTLフィールドはマルチキャスト・スコープ・フィールドとして2倍になりました。0のTTLはノード・ローカル、1はリンク・ローカル、32まではサイト・ローカル、64までは地域ローカル、128までは大陸ローカル、255まではグローバルを意味します。 ただし、管理スコープが優先されます。 RFC 2365: Administratively Scoped IP Multicast」を参照してください。
導入されたバージョン:
1.4
外部仕様
関連項目: