public interface Soundbank
Soundbank
には、Synthesizer
にロードできる一連のInstruments
が含まれています。 Java SoundのSoundbank
はMIDIバンクとは異なることに注意してください。 MIDIでは、1バンク当たり最大128インストゥルメント(プログラム、パッチ、音色とも呼ばれる)で最大16383バンクを使用できます。 これに対しSoundbank
は、Soundbank
内のインストゥルメントがPatch
オブジェクトによってMIDIプログラム番号とMIDIバンク番号の両方でインデックスが作成されるため、16383×128種類のインストゥルメントを使用できます。 そのため、Soundbank
はMIDIバンクの集合体と考えることもできます。
Soundbank
では、サウンド・バンクの名前、製造元、バージョン番号、および説明を含んだString
オブジェクトを返すメソッドが提供されます。 これらの文字列の具体的な内容および形式は、実装者が決定します。
シンセサイザで使用される合成技術にはさまざまなものがあります。 広く普及しているものとしては、録音されたサウンドのセグメントをループさせ、さまざまなピッチで再生するWavetable合成があります。 Downloadable Sound (DLS)形式では、Headspace Engineと同様に、録音されたサウンドのセグメントを使用します。 Wavetable合成(または保存されたサウンド・レコーディングのその他の使用法)に基づくSoundbanks
およびInstruments
は、これらの録音済みセグメントへのアクセスを提供するために、通常はgetResources()
メソッドを実装するようにしてください。 このメソッドはオプションですが、その合成技術がサンプリングされたサウンドを利用しない(たとえばFM合成や物理モデリング)場合や、サンプリングされたサウンドを利用しているが、実装者がサンプルにアクセスできないようにしている場合には、長さ0の配列を返すことができます。
- 関連項目:
-
メソッドのサマリー
修飾子と型メソッド説明サウンド・バンクのテキスト形式の説明を取得します(表示向け)。getInstrument
(Patch patch) 指定したPatch
からInstrument
を取得します。このサウンド・バンクに含まれているインストゥルメントのリストを取得します。getName()
サウンド・バンクの名前を取得します。サウンド・バンクに含まれているインストゥルメント以外のリソースのリストを抽出します。サウンド・バンクを提供する企業の名前を表すstring
を取得します。サウンド・バンクのバージョン文字列を取得します。
-
メソッドの詳細
-
getName
-
getVersion
-
getVendor
-
getDescription
-
getResources
SoundbankResource[] getResources()サウンド・バンクに含まれているインストゥルメント以外のリソースのリストを抽出します。- 戻り値:
- インストゥルメントを除くリソースの配列。 サウンド・バンクにインストゥルメント以外のリソースが含まれていない場合は、長さ0の配列を返す。
-
getInstruments
Instrument[] getInstruments()このサウンド・バンクに含まれているインストゥルメントのリストを取得します。- 戻り値:
- この
SoundBank
内のInstruments
の配列。 サウンド・バンクにインストゥルメントが含まれていない場合は、長さ0の配列を返します。 - 関連項目:
-
getInstrument
Instrument getInstrument(Patch patch) 指定したPatch
からInstrument
を取得します。- パラメータ:
patch
- バンク・インデックスおよびプログラム・チェンジ番号を指定するPatch
オブジェクト- 戻り値:
- 要求したインストゥルメント。サウンド・バンクにそのインストゥルメントが含まれていない場合は
null
- 関連項目:
-