モジュール java.xml
パッケージ org.xml.sax

クラスInputSource

java.lang.Object
org.xml.sax.InputSource

public class InputSource extends Object
XMLエンティティの単一の入力ソースです。

SAXアプリケーションは、このクラスを利用して入力ソースに関する情報を単一のオブジェクトにカプセル化します。このオブジェクトには、公開識別子、システム識別子、バイト・ストリーム(エンコーディングが指定されている場合もある)、文字ストリームなどが含まれます。

アプリケーションは、入力ソースをParser.parseメソッドの引数として、あるいはEntityResolver.resolveEntityメソッドの戻り値としてパーサーに渡すことができます。

SAXパーサーは、InputSourceオブジェクトを使用してXML入力を読み込む方法を決定します。 使用可能な文字ストリームがある場合、パーサーは、そのストリーム内で見つかったテキスト・エンコーディング宣言を無視して、そのストリームを直接読み込みます。 文字ストリームがなく、バイト・ストリームがある場合、パーサーは、InputSourceで指定されたエンコーディングを使用して、そのバイト・ストリームを使用します。あるいは、エンコーディングが指定されていない場合は、XML仕様にあるようなアルゴリズムを使用した文字エンコーディングを自動検出して、そのバイト・ストリームを使用します。 文字ストリームとバイト・ストリームのどちらも使用できない場合、パーサーは、システム識別子によって識別されたリソースへのURI接続を開こうとします。

InputSourceオブジェクトはアプリケーションに所属するため、これをSAXパーサーが変更することはできませんが、必要に応じてコピーを作成して変更することは可能です。 ただし、バイト・ストリームと文字ストリームの両方の標準的な処理は、それらをend-of-parseクリーンアップの一環として閉じることであるため、アプリケーションは、パーサーに渡されたあとでそのようなストリームを再利用しようとはしません。

導入されたバージョン:
1.4, SAX 1.0
関連項目: