インタフェースCellEditor
- 既知のすべてのサブインタフェース:
TableCellEditor,TreeCellEditor
- 既知のすべての実装クラス:
AbstractCellEditor,DefaultCellEditor,DefaultTreeCellEditor
public interface CellEditor
このインタフェースは、どの汎用エディタでも実装できるメソッドを定義します。
このインタフェースを使用すると、JTree、JTableなどの複合コンポーネント(エディタのクライアント)では、汎用エディタを使用してテーブル・セルやツリー・セルの値を編集できるようになります。この汎用エディタ・インタフェースがない場合、JTableはJTextField、JCheckBox、JComboBoxなどの特定のエディタを認識する必要があります。さらに、このインタフェースがないと、JTableなどのエディタのクライアントは、今後ユーザーやサード・パーティのISV (独立系ソフトウェア・ベンダー)が開発するエディタでは使用できなくなります。
このインタフェースを使用するには、新しいエディタを作成する開発者は、インタフェースを実装する新しいコンポーネントを使用できます。 または開発者はラッパー・ベースのアプローチを選択して、CellEditorインタフェースを実装するコンパニオン・オブジェクトを提供できます(DefaultCellEditorなどを参照)。 ラッパー・アプローチは、ユーザーがJTableでサード・パーティのISVエディタを使用したいが、ISVではCellEditorインタフェースを実装していない場合に特に役立ちます。 ユーザーは単にサード・パーティ・エディタ・オブジェクトのインスタンスを格納するオブジェクトを作成して、CellEditor APIをサード・パーティ・エディタのAPIに「変換」するだけです。
- 導入されたバージョン:
- 1.2
- 関連項目:
-
メソッドのサマリー
修飾子と型メソッド説明voidエディタが編集の停止、または取消しを行うときに通知を受けるリスナーをリストに追加します。void編集を取り消して一部編集済みの値を受け付けないようにエディタに通知します。エディタに保持された値を返します。booleanisCellEditable(EventObject anEvent) anEventを使って編集を始められるかどうかをエディタに問い合わせます。void通知を受けるリスナーをリストから削除します。booleanshouldSelectCell(EventObject anEvent) 編集セルが選択される場合はtrue、そうでない場合はfalse。boolean編集を停止して一部編集済みの値をエディタの値として受け付けるように、エディタに通知します。
-
メソッドの詳細
-
getCellEditorValue
-
isCellEditable
boolean isCellEditable(EventObject anEvent) anEventを使用して編集を開始できるかどうかをエディタに問い合せます。anEventは呼び出し側コンポーネントの座標系にあります。 エディタは、getCellEditorComponentによって返されるComponentがインストールされることを前提にはできません。 このメソッドは、編集が可能でない場合にエディタコンポーネントの設定とインストールのコストを避けるために、クライアントで使用することを目的としています。 編集を開始できる場合、このメソッドはtrueを返します。- パラメータ:
anEvent- エディタが編集を始めるかどうかを検討するのに使うイベント- 戻り値:
- 編集を開始できる場合はtrue
- 関連項目:
-
shouldSelectCell
boolean shouldSelectCell(EventObject anEvent) 編集セルが選択される場合はtrue、そうでない場合はfalse。 通常、戻り値はtrueです。ほとんどの場合、編集セルを選択する必要があるためです。 ただし、チェック・ボックスの列を含む表など、一部のタイプの編集で選択が変更されないようにするには、falseを返すと便利です。ユーザーは、選択を変更せずにこれらのチェック・ボックスを変更できます。 もちろん、戻り値を使用するのはエディタのクライアント次第ですが、使用しない場合は必要ありません。- パラメータ:
anEvent- エディタが編集を始めるために使うイベント- 戻り値:
- エディタが編集セルの選択を望む場合はtrue、そうでない場合はfalse
- 関連項目:
-
stopCellEditing
boolean stopCellEditing()編集を停止して一部編集済みの値をエディタの値として受け付けるように、エディタに通知します。 編集が停止されなかった場合、エディタはfalseを返します。これは、無効なエントリを検証し、無効なエントリを受け付けられないエディタの場合に役立ちます。- 戻り値:
- 編集が停止された場合はtrue、そうでない場合はfalse
-
cancelCellEditing
void cancelCellEditing()編集を取り消して一部編集済みの値を受け付けないようにエディタに通知します。 -
addCellEditorListener
void addCellEditorListener(CellEditorListener l) エディタが編集の停止、または取消しを行うときに通知を受けるリスナーをリストに追加します。- パラメータ:
l- CellEditorListener
-
removeCellEditorListener
void removeCellEditorListener(CellEditorListener l) 通知を受けるリスナーをリストから削除します。- パラメータ:
l- CellEditorListener
-