パッケージjavax.xml.transform.sax
SAXSourceクラスを使用すると、解析イベントを取得するためにXMLReaderを設定し、SAXソースを指定するためにInputSourceを使用することができます。
SAXResultクラスにより、ContentHandlerの設定を、変換からのSAX2イベントの受け取り側にすることができます。
SAXTransformerFactoryはTransformerFactoryを拡張して、TemplatesHandler、TransformerHandler、およびXMLReaderインスタンスを作成するためのファクトリ・メソッドを提供します。
SAXTransformerFactoryを取得するには、TransformerFactory.newInstance()から返されたTransformerFactoryインスタンスを呼び出し側でキャストする必要があります。
TransformerHandlerインタフェースにより、SAX2構文解析イベントから変換を作成できるようになります。SAX2構文解析イベントは、通常変換に対して発生する「プル」モデルでなく、「プッシュ」モデルです。 通常の構文解析イベントはContentHandlerインタフェースを使用して受け取り、startCDATAやendCDATAなどの字句イベントはLexicalHandlerインタフェースを使用して受け取り、出力エスケープの無効化の開始または終了を示すイベントは、ContentHandler.processingInstruction(java.lang.String, java.lang.String)を介して、ターゲットパラメータにResult.PI_DISABLE_OUTPUT_ESCAPINGとResult.PI_ENABLE_OUTPUT_ESCAPINGを指定して受け取ります。 パラメータ、出力プロパティ、その他の機能をTransformerハンドラに設定する必要がある場合は、TransformerHandler.getTransformer()からTransformer参照を取得する必要があり、またその参照から呼び出されるメソッドも取得する必要があります。
TemplatesHandlerインタフェースにより、SAX2構文解析イベントからTemplatesオブジェクトを作成できるようになります。 ContentHandlerイベントが完了すると、TemplatesHandler.getTemplates()からTemplatesオブジェクトを取得することができます。 相対URLを解決するための基本システム識別子を確立するために、通常はTemplatesHandler.setSystemId(java.lang.String)を呼び出す必要があります。
SAXTransformerFactory.newXMLFilter(javax.xml.transform.Source)メソッドにより、「プル」変換のSAX2概念をカプセル化するXMLFilterを作成することができます。 結果のXMLFiltersは連鎖できるため、出力が別の入力になるときに一連の変換を実行できます。
- 導入されたバージョン:
- 1.5
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クラス説明変換Resultのホルダーとして動作します。SAXスタイルのSourceのホルダーとして動作します。このクラスは、TransformerFactoryを拡張してSAX固有のファクトリ・メソッドを提供します。SAX構文解析イベント(変換命令を構文解析する)を処理してTemplatesオブジェクトにするのに使用できるSAX ContentHandlerです。TransformerHandlerはSAX ContentHandler構文解析イベントを待機し、それをResultに変換します。