Java™ Platform
Standard Edition 7

パッケージ javax.swing.plaf.nimbus

クロスプラットフォーム Nimbus Look & Feel に従って構築されたユーザーインタフェースオブジェクトを提供します。

参照: 説明

パッケージ javax.swing.plaf.nimbus の説明

クロスプラットフォーム Nimbus Look & Feel に従って構築されたユーザーインタフェースオブジェクトを提供します。

Nimbus は、Painter インタフェースのインスタンスを使用してコンポーネントをペイントします。各 Swing コンポーネントについて、フォアグラウンドとバックグラウンドの Painter が関連付けられており、各種のコンポーネント状態に対して複数のペインタがある場合があります。

UIDefaults テーブルを変更することによって、ペインタを含む多数のプロパティーをカスタマイズできます。次はその例です。

    UIManager.put("ProgressBar.tileWidth", myTileWidth);     
    UIManager.put("ProgressBar[Enabled].backgroundPainter", myBgPainter);     
    UIManager.put("ProgressBar[Enabled].foregroundPainter", myFgPainter); 

また、コンポーネントごとのカスタマイズも可能です。コンポーネントを描画する場合、Nimbus は「Nimbus.Overrides」という名前のクライアントプロパティーをチェックします。このプロパティーの値は、UIDefaults のインスタンスであるべきです。このテーブルの設定は UIManager の設定をオーバーライドしますが、その特定のコンポーネントのインスタンスのみを対象とします。オプションのクライアントプロパティーである Boolean 型の「Nimbus.Overrides.InheritDefaults」は、オーバーライドする設定がデフォルト設定とマージされるべきか (true)、置き換えるべきか (false) を指定します。デフォルトでは次のようにマージされます。

    JProgressBar bar = new JProgressBar();
    UIDefaults overrides = new UIDefaults();
    overrides.put("ProgressBar.cycleTime", 330);
    ...
    bar.putClientProperty("Nimbus.Overrides", overrides);
    bar.putClientProperty("Nimbus.Overrides.InheritDefaults", false); 

Nimbus の色は原色のコアセットから派生されます。また、原色から派生され、その他の派生される色の基本色として機能する等和色もあります。派生メカニズムにより実行時にカスタマイズが可能です。つまり、原色または等和色が変更されると、その色から派生したすべての色が自動的に更新されます。メソッド NimbusLookAndFeel.getDerivedColor(java.lang.String, float, float, float, int, boolean) を使用して派生した色を作成できます。

これらのクラスは、対応する LookAndFeel クラスがインストールされている間 (UIManager.setLookAndFeel(new XXXLookAndFeel())) に使用するように設計されています。別の LookAndFeel がインストールされている間に使用すると、例外を含む予期しない結果を引き起こすことがあります。さらに、JComponent の対応する ComponentUI を更新しないで UIManager が管理する LookAndFeel を変更すると、違う色が出力されるなど予期しない結果を引き起こすことがあるので、通常はお勧めしません。

注: ほとんどの Swing API はスレッドに対して安全ではありません。詳細は、「The Java Tutorial」の「Concurrency in Swing」セクションを参照してください。

導入されたバージョン:
1.7
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