このページでは、Windows Java Runtime Environmentのインストール、構成およびログ・ファイルの作成のオプションについて説明します。
このページのトピックは次のとおりです。
JDK 8およびJRE 8のインストールに関する一般情報は、「JDK 8およびJRE 8のインストール概要」を参照してください。
このページでは、Windows 32ビット・プラットフォームでのJava SE Runtime Environment (JRE)のインストールのオプションについて説明します。対象者は次のとおりです。
ユーザーの操作なしにイントラネット内の複数のPCにJava Plug-inおよびJava Web Startテクノロジを含むJREをデプロイするシステム管理者。
JREを必要とする製品を持つベンダー。JREは、サイレント(コマンド行から非対話的)に製品にインストールできます。
JREインストーラは、Microsoft Windowsインストーラ(MSI) 2.0テクノロジを使用して構築されています。MSIには、サイレント・インストールの組込みサポートが含まれています。このトピックでは、MSIを実行する.exe
ファイルを使用してJREを手動でインストールする方法について説明します。
この項では、JRE Windowsオフライン・インストーラのコマンド行オプションについて説明します。インストーラを次のように実行します。
jre [INSTALLCFG=configuration_file_path] [options]
jre
はJRE Windowsオフライン・インストーラのベース・ファイル名(jre-8u05-windows-i586.exe
など)を表します。
INSTALLCFG=
configuration_file_path
は、インストーラ構成ファイルのパスを指定します。詳細は、「構成ファイルを使用したインストール」を参照してください。
options
は、空白で区切られた、指定された値を含むオプションです。表20-1「構成ファイルのオプション」に示されているものと同じオプションを使用します。また、JRE Windowsオフライン・インストーラのオプション/s
を使用してサイレント・インストールを実行できます。
JREの静的なインストールを実行する(コマンド行または構成ファイル・オプションSTATIC=1
を指定して)場合、Java自動更新機能によって、Java Updateの実行中もそのJREはインストールされたままになります。同じJREファミリの新しいバージョンは、別々のディレクトリにインストールされます。このモードでは、製品の特定のバージョンのJREを必要とするベンダーが、確実にJREが新しいバージョンで上書きされないようにすることを保証します。
静的なJREのデフォルトのインストール・ディレクトリは、C:\Program Files (x86)\Java\jre
n
(32ビット・バージョン)またはC:\Program Files\Java\jre
n
(64ビット・バージョン)です。n
は、Java SEの完全なリリースおよび更新番号です(たとえば、リリース8 update 20の場合はn
= 1.8.0_20)。
ログ・ファイルを使用して、インストールが成功したことを確認します。インストールを記述するログ・ファイルを作成するには、インストール・コマンドに/L C:\
path
setup.log
を追加し、ログ・ファイルの末尾までスクロールして確認します。
ログ・ファイルの作成の例を次に示します。
jre-8-windows-i586.exe /s /L C:\pathsetup.log
この例では、ログはpath
setup.log
ファイルに書き込まれます。