このページでは、WindowsでのJDK 8のインストールおよびアンインストール方法について説明します。
このページには次のトピックがあります。
JDK 8およびJRE 8のインストールに関する一般情報は、「JDK 8およびJRE 8のインストール概要」を参照してください。
サポートされているプラットフォーム、オペレーティング・システムおよびブラウザに関する情報は、http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/certconfig-2095354.html
を参照してください。
プロセッサ、ディスク領域およびメモリーの最低要件は、「JDKおよびJREのWindowsシステム要件」を参照してください。
注意:
JDKおよびJREには、バージョン番号を判別できるバージョン文字列があります。Java SE 8のバージョン番号の詳細は、http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/jdk8-naming-2157130.html
を参照してください。
JDKには、パブリックJREをインストールするオプションがあります。JREのインストールの詳細は、「Microsoft WindowsのJREのインストール」を参照してください。
問題が発生した場合は、「インストールのトラブルシューティング」を参照するか、http://bugreport.java.com/bugreport/
でバグ・レポートを送信してください。
このドキュメントの次の表記を含むテキストに対しては、かわりに適切な更新バージョン番号を使用する必要があります。
version
たとえば、update 1.8.0_01の32ビット・システム用のJDKインストーラをダウンロードした場合、ファイル名jdk-8
version
-windows-i586.exeは、jdk-8u1-windows-i586.exe
になります。
同様に、update 1.8.0_01の64ビット・システム用のJDKインストーラをダウンロードした場合、ファイル名jdk-8
version
-windows-x64.exe
は、jdk-8u1-windows-x64.exe
になります。
次の手順では、自己インストールの実行可能ファイルを実行して、JDKを解凍およびインストールします。JDKの一部として、このインストールには、パブリックJava Runtime Environmentを含めるオプションがあります。(JDKには、そのツールでのみ使用するためのプライベートJREも含まれています。詳細は、「プライベートJREとパブリックJRE」を参照してください。)
次を実行して、JDKをインストールします。
Webサイトのダウンロード・ページから実行せずに自己インストールの実行可能ファイルをディスクに保存する場合、ダウンロード・ページで指定されたファイル・サイズに注意します。ダウンロードが完了したら、完全なファイルをダウンロードしたことを確認します。
Microsoft WindowsにJDKをインストールするには、管理権限が必要です。
ファイルjdk-8
version
-windows-i586-i.exe
は、32ビット・システム用のJDKインストーラです。ファイルjdk-8
version
-windows-x64.exe
は、64ビット・システム用のJDKインストーラです。Webサイトから直接実行せずにいずれかのファイルをダウンロードした場合、インストーラのアイコンをダブルクリックします。それから、インストーラの指示に従ってください。インストールが終了したら、ダウンロードしたファイルを削除して、ディスク領域を回復できます。
JDK 7u6以降のインストーラでは、JavaFX SDKをインストールし、それをJDKインストール・ディレクトリに統合します。JDK 7u2から7u5までのインストーラでは、まずJDKをインストールし、それからJavaFX SDKインストーラを起動し、このインストーラでは64ビット・オペレーティング・システムのデフォルト・ディレクトリC:\Program Files\Oracle\JavaFX 2.0 SDK
またはC:\Program Files (x86)\Oracle\JavaFX 2.0 SDK
にJavaFX SDKをインストールします。JDK 7u1以前でJavaFX SDK (バージョン2.0.2)をインストールする場合、詳細は、http://docs.oracle.com/javafx/2/installation/jfxpub-installation.htm
を参照してください。
JDK 7u40リリース以降では、Javaリソースに簡単にアクセスするための「Java」メニュー項目が、Windowsの「スタート」メニューに追加されています。
JDKのインストール中に、「Java Development Kit」フォルダがWindowsの「スタート」メニューに作成され、このフォルダには次の項目が含まれています。
参照ドキュメント: オンラインAPIドキュメントWebページが開きます。
Java Mission Control: Java Mission Controlプロファイリングおよび診断ツールのスイートが開きます。
JDKのインストールおよびアンインストールのプロセス中に、システム上のJDKの最新バージョンに関連付けるために適切なスタート・メニュー項目が更新されます。
注意: Java Mission Controlは、Java SE上級ライセンスを持つユーザーが使用可能な商用機能です。 |
インストーラをダブルクリックしたり開いたりせずに、コマンド行引数を使用して、サイレントで非対話型のJDKインストールを実行できます。次の表に、インストール・シナリオ例と、それを実行するために必要なコマンドを示します。表記jdk
は、ダウンロードされたインストーラ・ファイルのベース名(jdk-8u05-windows-i586
など)を略したものです。
インストール・シナリオ | コマンド |
---|---|
サイレント・モードでのパブリックJREのインストール |
jdk.exe /s |
サイレント・モードでの開発ツールおよびソース・コードのインストール(パブリックJREはインストールしない) |
jdk.exe /s ADDLOCAL="ToolsFeature,SourceFeature" |
サイレント・モードでの開発ツール、ソース・コードおよびパブリックJREのインストール |
jdk.exe /s ADDLOCAL="ToolsFeature,SourceFeature,PublicjreFeature" |
サイレント・モードでのパブリックJREの指定されたディレクトリC:\test\ へのインストール |
jdk.exe /s /INSTALLDIRPUBJRE=C:\test\ |
PATH
変数を設定しないと、実行可能ファイルを実行するたびに、そのファイルへのフルパスを次のように指定する必要があります。
C:\> "C:\Program Files\Java\jdk1.8.0\bin\javac" MyClass.java
これは、PATH
変数を永続的に設定する際に役立ち、再起動後も維持されます。
PATH
変数を永続的に設定するには、jdk1.8.0\bin
ディレクトリのフルパスをPATH
変数に追加します。通常、このフルパスは、C:\Program Files\Java\jdk1.8.0\bin
のようになります。Microsoft Windowsでは、次のようにPATH
変数を設定します。
「スタート」、「コントロール パネル」、「システム」の順にクリックします。
「詳細設定」、「環境変数」の順にクリックします。
JDKインストールのbinフォルダの場所を、「システム環境変数」
のPATH変数に追加します。PATH
変数の一般的な値は次のとおりです。
C:\WINDOWS\system32;C:\WINDOWS;C:\Program Files\Java\jdk1.8.0\bin
注意:
PATH
環境変数は、セミコロン(;
)で区切られた一連のディレクトリで、大/小文字を区別しません。Microsoft Windowsでは、PATH
ディレクトリ内のプログラムを左から右へ順番に探します。
一度にパスに含めることができるJDKのbin
ディレクトリは、1つのみです。最初のインスタンスより後のものは無視されます。
JDKパスを追加する場所がわからない場合、場所を追加します。
PATH
変数の設定後に開いた新しい各コマンド・ウィンドウで、新しいパスが有効になります。
Windowsの「スタート」メニューの「Java」項目を使用して、Javaの必須の情報や機能(ヘルプ、APIドキュメント、Javaコントロール・パネル、更新の確認、Java Mission Controlなど)にアクセスできます。
Javaプログラミング言語のプログラムの開発や実行に慣れていない場合、http://docs.oracle.com/javase/tutorial
のガイダンスを参照してください。特に、見出し「基本事項をまとめたコース」の下のチュートリアル・コースに注目してください。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index-jsp-138363.html
ページのJDKドキュメントをダウンロードすることもできます。
JDKをアンインストールするには、Microsoft Windowsの「コントロール パネル」の「プログラムの追加と削除」ユーティリティを使用します。
JDKのディレクトリ構造の説明は、http://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/tools/windows/jdkfiles.html
を参照してください。(JREのファイル構造はJDKのjre
ディレクトリのファイル構造と同一です。)
次に示すのは、インストール中またはインストール後に発生することがある問題を回避するためのヒントです。
トラブルシューティングの詳細は、http://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/guides/tsgdesktop/index.html
を参照してください。
「破損したキャビネット・ファイル」というエラー・メッセージが表示される場合、ダウンロードしたキャビネット・ファイルは破損しています。ファイル・サイズを、これらの手順に示された必要なファイル・サイズに照らして確認します。サイズが一致しない場合、バンドルのダウンロードを再試行します。(キャビネット・ファイルには、圧縮されたアプリケーション、データ、リソースおよびDLLファイルが含まれています。)
「解凍中のシステム・エラー」というエラー・メッセージが表示される場合、TEMP
ディレクトリが含まれるディスクに十分な領域がない可能性があります。
「このプログラムはDOSモードで実行できません」というエラー・メッセージが表示される場合、次を実行します。
MS-DOSシェルまたは「コマンド プロンプト」ウィンドウを開きます。
タイトル・バーを右クリックします。
「プロパティ」を選択します。
「プログラム」タブを選択します。
「詳細」ボタンをクリックします。
項目「MS-DOS プログラムに Windows を検出させない」が選択されていないことを確認します。
「OK」を選択します。
「OK」を再度選択します。
MS-DOSシェルを終了します。
コンピュータを再起動します。
JDKをインストールすると、プライベートJREもインストールされ、必要に応じてパブリック・コピーもインストールされます。プライベートJREでは、JDKに付属のツールを実行する必要があります。これにはレジストリ設定がなく、場所がJDKにのみ認識されているjre
ディレクトリ(通常はC:\Program Files\jdk1.8.0\jre
)に完全に含まれています。一方、パブリックJREは、他のJavaアプリケーションで使用でき、JDKの外部(通常はC:\Program Files\Java\jre1.8.0
)に含まれ、Windowsレジストリ(HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\JavaSoft
)に登録され、「プログラムの追加と削除」を使用して削除でき、ブラウザに登録され、Windowsシステム・ディレクトリ(デフォルト・システムのJavaプラットフォームにする)にコピーされたjava.exe
ファイルを含みます。
Microsoft Windowsでは、Microsoftのメモ帳で新しいファイルを作成し、最初にそれを保存すると、通常、メモ帳によりファイル名に.txt
拡張子が追加されます。そのため、Test.java
と名前を付けたファイルはTest.java.txt
として保存されます。Microsoft Windowsエクスプローラの「フォルダ オプション」で「登録されている拡張子は表示しない」を選択解除して、ファイル拡張子の表示をオンにしないと、.txt
拡張子は表示できないことに注意してください。.txt
拡張子を付けないようにするには、「名前を付けて保存」ダイアログ・ボックスにファイル名を入力する際、"Test.java"
のようにファイル名を引用符で囲みます。
一方、Microsoftワードパッドでは、別の拡張子を指定すると.txt
拡張子は追加されません。ただし、ファイルは「テキスト ドキュメント」として保存する必要があります。
システム・ロケールのコード・ページに含まれていない文字を使用して、ディレクトリに名前を付けている可能性があります。このようなディレクトリがインストール・パスに含まれていると、一般エラー1722が発生し、インストールは完了しません。エラー1722はWindowsインストーラのエラー・コードです。これは、インストールが失敗したことを示します。現時点で、このエラーの原因は解明されていません。
この問題を回避するには、ユーザーとシステムのロケールが同一で、システム・ロケールのコード・ページに含まれている文字のみがインストール・パスに含まれていることを確認します。ユーザーとシステムのロケールは、「コントロール パネル」の「地域オプション」または「地域の設定」で設定できます。
関連付けられているバグ番号は4895647です。